悩んでる人HSPです。
電話って苦手なんだよなぁ、いつもドキドキしちゃう
どしたもんかなぁ~



HSPは電話が苦手…
電話苦手なHSPは多いです。本記事ではそんなHSP気質のあなたへ向けて
HSP気質の筆者(40代サラリーマン、営業歴20年の私)が、苦手な理由、どのように対処してきたか!をお伝えします。



営業職には電話は必須です。
キャリア20年の私が、どのようにやり繰りしてきたかを知ればきっと役に立ちます。
電話苦手なHSPは何が嫌なのか?


HSPが電話が苦手な理由はいくつかあります。
まずは苦手な理由をいくつか見ていきましょう。
姿が見えないので、相手からの細かいニュアンスが分かりにくい
電話の場合、相手の姿が見えないので声で判断するしかありません。
機嫌が悪いの?
怒ってるの?
感受性が豊かなHSPにとって、相手の姿が見えないことはしんどいです。
特に声のトーンが低いと
「あれっ、内心イラッとしてるのかな…」
昔、声の笑顔というCMがありましたが、電話の声って思った以上に感情が分かってしまうんですよね…
丁寧に返答しようとしすぎて言葉が出なくなる
電話だと緊張してしまい、(特に初めての相手の場合)口がうまく回らないことがあります。
自分でも、あれっなに言ってるんだろう。(と気づけばまだいいほう)
意味不明な返答をしちゃうことがあります。
相手の姿が見えないので間合いや相手との距離感が分かりません。
伝えたいことをどのような順番・内容で伝えようか、緊張してると手こずります。
他の人の目が気になってしまう
職場で自分だけが話してると、うるさいのではないかと感じてしまいます。
(誰も聞いてない(多分))のに、こんなこと言ってるよと笑われてるんじゃないか、
などなど、得意⁉の悪い妄想が始まってしまいます…
新規の営業電話で緊張する
電話は緊張します。特に新規の営業の電話なんかはめちゃくちゃ緊張しますね。
でもそれは当然の話だから仕方がない…
というか、HSPのあなたは、出来れば新規の営業電話はやめましょう(飛び込み営業って良くあると思いますが、それの電話バージョンですね)
私は過去に2か月でギブアップしました。


文章で伝えるほうが楽
文章のほうが落ち着いて考えられるし、急なボールも飛んでこないし、ほんとに伝えたいことをしっかり伝えることができます。
HSPはあれやこれやと考えてしまう癖があります。電話だと思考の整理がやりずらいので苦手意識も高いです。
着信音が怖い、ビックリする
元々、HSPは大きな音が苦手です。当然ですが電話は急に「ジリリリ~」と大きな音を出すのでビックリしますよね…
ただでさえビックリしているのに、



ナンバーディスプレイに苦手なお客さんの名前が…
もうイヤになってしまいますね…(涙)
電話って神経使います。感受性が豊かなHSPが疲れるのは当たり前なんです。
しかし、



僕HSPなんで電話は出ませんので…
なんて話が許されるわけないですよね



はっ⁉お前なに言ってんの…
次の章からは、そんな電話苦手なHSPがどのように対処していくのが良いのか、
サラリーマン営業歴20年の筆者の私が、実践してきた対策方法をお伝えしていきますね!
電話苦手なHSPの対策方法について


HSPにとって電話が苦手なことははもう仕方がありません。
それをどのように対処していくかが重要です。
ルールを決めておく、マニュアル作成する
気持ちを落ち着けるためにも、自分なりの電話のルールを決めておくと良いです。
パニクっても、ルールがあればすぐに戻ることができます。
下記のような内容を書いておくのもよいですね。
話すこと(まるで台本のようだけど)
聞くべきこと、
この電話での最終的なゴール地点
文字にしておくことで、心の安定が得られるし、通話でのポイントずれを防げるので一石二鳥です!
最後にまとめ(復唱・確認等)の時にも使えますよ!
誰かと比較しない、周りの目を気にしない(心の訓練が必要)
HSPは自意識過剰じゃね?と思うくらい他人の目が気になります。
これはもう仕方ないことなので、慣れるしかありません…
ちょっと話がずれますが、誰かと比較するのは自己承認欲求を満たしたいから、らしいです。
自己肯定感を上げていけば、抑えることができるようです。
誰かと比較しない
心はいつも外を向いて、職業や、地位や、収入や、見た目や、学歴や、評判など、いろんな情報を集めて「自分の位置」を測っています。まだ自分の価値を肯定できていないから、自分の価値を確認するために「比較」しているのではあいでしょうか?
「反応しない練習」著者:草薙龍瞬144ページより抜粋
電話の声とか内容とか誰かに聞かれてそうできになってしまうあなたは少しずつ意識改革してみましょう。
失敗しても次に生かせばいい、と割り切る
電話なんて切ったら終わりです。(録音してる場合は別だけど)
🍓一句覚えてる人はまずいませんよね。
自分で
「あっ、やってしまった」
と思ったら、それはある意味素晴らしいことです!
間違いに気づけたのだから次に生かせばいいだけの話。



いちいち気にしてたら仕事が回りませんよ
パターン化しておく(返答の最初のひと言を決めておく等)
あっ、どうもこんにちわ~
お世話になります。
などなど、
言うことって決まってますよね⁉
それと同じで、返答も決めちゃいましょう。



あっ、、、(間を置いて)そういうことですね~
などは、いまだによく言ってます(笑)
少し間を置くことで、自分のペースを保つことができますよね。
ある程度の場数が必要
訓練が必要というか、習うより慣れろなところがあります。



結局、根性論かよ
と言いたいところだと思いますが、どんな仕事もこなれていくためには練習が必要です。
電話応対はほぼいきなり本番なので大変ですが、頑張りましょう。
最終的になれていくはずです。
うまくいかない場合は、もう一度、ここまでの内容を読み直してみてください。
ゆっくりとやっていきましょう。大丈夫です!^^
間違えたところは少しずつ改善していけばOK。
それでイライラするような相手は、きっと元々縁がなかったお客さんです。
(自分にとっては)どうでもいい客と割り切りましょう→担当変更してもらいましょう。
後輩・新人に任せる(それまでは我慢が必要)
そもそも論ですが、電話応対って、新人の仕事ですよね⁉
あなたが新人でなければ、そんなに一生懸命になって電話対応しなくてもよいと思います。
まぁそれぞれの会社によって状況は違うと思うのですが、ちょっとその視点も入れるようにしてみましょう。
無理しない、感情移入しない、楽にこなす。
この3限則を徹底しましょう。
私はHSPの仕事のやり方で心掛けたほうがいいと思うのが、無理しないことだと思っているんですね。
HSPは、今よりも良いものを!という気質があるので、仕事をどこまでも追いかけてしまい、
終わらない、疲弊する、
のパターンを繰り返してしまいます。
途中から自己満足になっている傾向もあります。


感情移入(し過ぎ)しない。
HSPは共感力高めで、一生懸命になってしまうので、物事をジブンゴト化しちゃいます。
電話対応でもこの傾向は出てしまうので、良いほうに転べばいいのですが、
悪いほうに行くと引きずってしまうということが起こります…



あくまでも仕事です!
割り切れるようにしていきましょう。
楽(ラク)にこなす
これは、意識改革ですね。
電話対応に限らずなのですが、「頑張らないために頑張る」のが大切だったりします。
最初は頑張っても次回以降からは楽にこなせるように仕組化するということです。



あれ、この作業って前もやったような気がする…
なーんてこと多くないでしょうか?
電話の応対でも同じです。
話すべきことってけっこう同じです。
あっ、このネタ電話で使ええそうだなと思ったらスマホにメモしておけば、
何話そう?
と悩むことも減ります。
電話番号の登録はもちろんそうですし(友達の番号は登録されてますよね!)
お客さんの連絡先も短縮3ケタでかけられたりと、便利な方法は探せば色々とありますね!
電話での会話も、
「話の目的は?論点は?」
と考えることで、無駄なく、ぶれることなく、通話することができますね。
自分でかける場合は、
「○○を知りたくて(聞きたくて)お電話しました。」
などと、最初に目的を伝えるのが良い方法です。
基本的に嫌な電話は受け流す。
表面で対応するというか、頭の中の外で対応するというか、
嫌な電話は心の深いところに入れないようにシャットアウトするというか、感覚的な話になってしまいますが、脳の外で処理するというか、機械的に対応するようなイメージで、
心の中で「あーはいはい」
と割り切ってしまいましょう。(あくまでも心の中ですよ(笑)聞こえたら大変…!)
HSPの場合、心の中に招き入れてしまうと、電話中も引きずってしまい、そのあとの話がうわのそらになってしまいます。また電話が終わった後も引きずってしまいます。
嫌な電話は
「はいはい、作業作業」といった感じで、作業をこなす感覚でやりましょう。



仲の良いお客さんからの電話でも嫌な電話はたまにあります。そんな時は申し訳ないけど割り切っています。
ロボット君のように、機械的に返答しましょう(もちろんあからさまにバレるような対応はダメですよ!演技が必要です。)
前述のとおりですが、機械的に作業を行なう感覚で対応しましょう。
この節では、具体的なやり方をお伝えします。
まずは、
「お問い合わせありがとうございます。」
とか
「お電話ありがとうございます。」
などがいいですね。
「ありがとうございます。」
と言われてふざけんな!と言う人はいないと思います。
次に、
「あー、あっ、、(少し間を空けて)そういうことですねー。〇〇ということですね!」
(〇〇には、そのお客さんが言ったことが入ります。俗に言うオウム返しってやつです。)
ここでのポイントはまずは共感を得ることが大切です。(電話は相手が見えないので、同じ所を見ているんだなぁ、とわかり合えることが大切です。)
<具体的な例>
あと私が良くやるのは、商品Aのカタログってお持ちですか?
そこの10ページを見てもらうとわかりやすいのですが、
「それでですね、上から3行目に︎仕様説明って書いてますよね!?」
と言うような形で、対面してる時と同じように一緒のものを見てる感じにしていきます。(対面してる時って冊子とか資料とかって同じ所を見てますよね。)
他にも、お客様がなんかおっしゃってきたときに、
もしかして、□□のことですか!?
とか言い換える言葉を使うと良いです。
お客さんも「あーそれそれ、おっ、この人分かってるなぁ」
と安心できます。
相手も電話は怖いんです。(こちらと同じく見えないからです。)
クレーム対応も同じです
クレームの場合も同じです(ほぼ)
心底深入りしようとしてはいけません。
(誠意が伝わらないじゃないかー?とかは考えなくていいです。HSPのあなたは、心の中にまで受け入れなくてOKと割り切りましょう)
ただし、あからさまに適当に対応すると火に油を注ぐことになります。(そりゃクレームですからね…)
以下に挙げるように、状況のリサーチは細かく誠実に対応しましょう。
(細かく誠実に対応できるのはHSPの強みです!)
まずは相手が何に怒っているのか、情報整理しましょう。
ごちゃごちゃした内容を簡潔にまとめるのはHSPの得意技です。
(そのお客さんも頭に血がのぼってるので、冷静じゃない可能性が高いです)
「状況を教えて頂いてもよいですか?」
と、購入日、製品の不具合状況、などあなたの職種に合わせて聞くべきことがあると思うのでそのあたりをゆっくりと。
「教えてくださってありがとうございました。
この度はご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。」
と、まずはここでひとブレークしましょう。
おそらくお客さんも言いたい事が吐き出せてスッキリしてるはずです。
ここからは、それぞれの会社によってクレーム対応マニュアルに沿っていけばオーケーです。
(まとめ)電話苦手なHSP?実は向いてるのかも…
電話が得意な人っているんだろうか?(そもそも)
特にHSPは電話が苦手です。
でも、お仕事で「私、電話苦手なんでやりません」なんてのは通用しないですよね!?
どうせやらなければならないなら、如何にして効率よく、ラクにこなしていくかを考えていきましょう。
繰り返しますが、
- 無理しない、
- 感情移入しない(し過ぎない)
- 楽にこなす
この3限則を徹底しましょう。
電話応対も、数ある作業の中のひとつです。
最初はできなかったその他の業務と同じです。
徐々になれていけば難なくできるようになっていきます!
そして、実はHSPは電話が得意なのではないか?と思ったりもするんです^^
HSP→共感力高め、つまり相手の姿が見えない電話でも相手の話しぶりやトーン、内容から相手が求めている事を推察する能力に長けています。
以前、私も「あっこういうことかな!?」と思って聞いててみると、
「そうですそうです!」相手の機嫌が良くなったりしたことがありました!
電話越しなんだけど、まるで隣にいるかのような、
リアルに会ったことなくても、仲良くなれたりもしますね。
少しずつ頑張っていきましょう。