HSPに営業は向いてない?営業歴20年・転職5回の私が思う「続けられる営業」の条件

hsp 営業 辞めたい

「HSPに営業って、やっぱり向いてないのかな……」

人に気を遣いやすい。

相手のちょっとした表情や言葉が気になる。

断られると、思っている以上に引きずってしまう。

そのうえ営業は、数字、納期、見積もり、社内調整、クレーム対応……。

いろいろなことが同時にやってきます。

HSP傾向のある人にとって、しんどくなりやすい仕事なのは確かだと思います。

私自身もHSP傾向がありながら、営業職を約20年続けてきました。

その間、転職は5回。

飛び込み営業をしていた頃には、なぜか咳が止まらなくなったこともあります。

「もう営業は向いてないんじゃないか」

そう思ったことも、一度や二度ではありません。

それでも気づけば、今も営業の仕事をしています。

なぜ続けられたのか。

振り返ってみると、私の場合は「営業に向いていたから」というより、

自分が比較的すり減らずに働ける営業の形に、少しずつ近づいていったから

なのかもしれません。

営業といっても、働き方は一つではありません。

新規営業もあれば、ルート営業もあります。

個人向けもあれば、法人向けもあります。

毎日数字を追いかける営業もあれば、お客さんとの関係を長くつくっていく営業もあります。

だから、

「HSPだから営業は向いていない」

と決めてしまわなくてもいい。

反対に、

「頑張ればHSPでも営業で成功できる」

と無理に自分を奮い立たせる必要もないと思っています。

大切なのは、

自分にとって、どんな営業なら無理なく続けられるのか。

この記事では、HSP傾向のある私が約20年間営業として働き、5回の転職を経験して分かった「続けやすい営業の条件」についてお話しします。

営業を続けるか、辞めるか。

今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。

まずは、

「営業が向いているか」ではなく、

「今の営業のやり方が、自分に合っているのか」

そんな視点で、一緒に考えてみましょう。

目次
  1. HSPに営業は向いてない?20年続けた私が思うこと
  2. HSPの私が営業でしんどかったこと
  3. それでも営業を20年続けられた理由
  4. 私が比較的続けやすかった営業の3つの条件
  5. HSPだからこそ、営業で活かせた部分もあった
  6. 「頑張れる営業」より「続けられる営業」を選ぶ
  7. それでも営業がつらいなら、続けることだけが正解ではない
  8. まとめ|向いているかより、すり減らずに続けられるか

HSPに営業は向いてない?20年続けた私が思うこと

営業が自分に向いているのか。

20年近くやってきた今でも、正直よく分かりません。

向いていたから続いたのかもしれないし、生活のために続けていたら20年経っていただけなのかもしれません。

ただ、一つだけ分かったことがあります。

同じ「営業」でも、働く環境によって疲れ方はまったく違う。

ということです。

私はこれまで5回転職し、いくつかの会社や業界で営業を経験してきました。

その中には、新規のお客さんへ電話をかけたり、飛び込みで訪問したりする営業もありました。

正直、これはかなりしんどかったです。

断られること自体もつらいのですが、それ以上に、

「迷惑じゃなかったかな」

「今の言い方、まずかったかな」

「もう少し違う伝え方があったんじゃないか」

そんなことを、終わったあとまで考えてしまう。

一件終わっても、頭の中では営業が終わっていないんですよね。

当時は、なぜか咳が止まらなくなったこともありました。

一方で、同じ営業でも比較的続けやすかった仕事もあります。

すでに取引のあるお客さんを担当するルート営業。

個人ではなく、企業を相手にする法人営業。

そして、自社の商品について少しずつ知識を深めながら、お客さんの困りごとを一緒に解決していくメーカー営業。

こういう営業では、私の「気にしすぎるところ」が、必ずしも弱点だけではありませんでした。

「このお客さん、何か困っていそうだな」

「ここまで説明しておいたほうが安心してもらえそうだな」

「このまま進めたら、あとで問題になりそうだな」

そんなことに気づけることが、仕事に役立つ場面もあったからです。

だから今は、

「HSPは営業に向いているのか、向いていないのか」

という問いだけでは、少し乱暴なのかなと思っています。

人に気を遣いすぎて疲れる。

断られたことを引きずる。

いくつもの仕事が重なると頭がいっぱいになる。

確かに、営業にはHSP傾向のある人が消耗しやすい場面があります。

でも、それだけで「営業そのものが向いていない」と決めなくてもいい。

もしかすると、合っていないのは営業という仕事ではなく、

今いる会社かもしれない。

営業のやり方かもしれない。

担当しているお客さんかもしれない。

求められている数字や働き方かもしれない。

20年近く営業を続けてきた私が思うのは、

「営業に向いているか」よりも、

「どんな営業なら、自分をすり減らさずに続けられるのか」

を考えるほうが大切だということです。

向いている仕事を探す。

それも一つの方法です。

でも、

自分が続けられる働き方を探す。

そんな仕事選びがあってもいいんじゃないでしょうか。

HSPの私が営業でしんどかったこと

営業というと、

「人と話す仕事」

というイメージが強いかもしれません。

でも、20年近くやってきた私が思うのは、

営業で本当に疲れるのは、人と話すことだけではない。

ということです。

むしろ私がしんどいと感じるのは、

いろいろな方向から、同時に仕事が飛んでくることです。

お客さんの都合だけでは仕事が進まない

たとえば、お客さんから、

「見積もりをお願いします」

と連絡が来ます。

見積もりを作って送れば終わり。

だったら、それほど難しくありません。

でも実際には、

価格を確認する。

納期を確認する。

社内に問い合わせる。

仕入先に確認する。

必要なら上司に相談する。

いろいろな人の間に入って、一つずつ確認しなければならないことがあります。

そうしている間にも、

別のお客さんからメールが来る。

電話が鳴る。

「この前の件、どうなっていますか?」

と催促が来る。

さらに、

「納期を早められませんか?」

「もう少し安くなりませんか?」

なんて話も飛んできます。

一つの仕事をじっくり終わらせてから次へ。

なかなか、そうはいかないんですよね。

営業は「間に入る仕事」でもある

営業を長くやっていると、

営業という仕事は、

「売る人」というより、

「間に入る人」なんじゃないかと思うことがあります。

お客さんには、お客さんの事情がある。

会社には、会社の事情がある。

製造する側にも事情がある。

納品する側にも事情がある。

それぞれの言っていることは分かる。

だからこそ、困るんです。

お客さんから、

「なんとかしてください」

と言われる。

社内からは、

「それは無理だよ」

と言われる。

営業はその間に立って、

「さて、どうしよう……」

と考えます。

人の気持ちを気にしやすい人ほど、

この「間に入る」という仕事は結構疲れると思います。

こちらを立てれば、あちらが立たない。

そんな場面が、営業には何度もあります。

「相手の立場になれる」が、しんどくなることもある

相手の立場になって考えられる。

これは営業では、強みになることがあります。

「お客さんは、たぶんここを心配しているんだろうな」

「この説明だけだと不安かもしれないな」

「先にここまで確認しておこう」

そういう気づきが、

お客さんからの信頼につながることもあります。

でも、

これには反対側もあります。

相手の立場を考えすぎると、

どこまでも考えられてしまうんです。

お客さんはどう思うだろう。

上司はどう思うだろう。

社内の担当者は嫌がらないだろうか。

このお願いをしたら迷惑じゃないだろうか。

あの言い方でよかっただろうか。

考え始めると、

関係者全員の気持ちを背負っているような状態になります。

でも、

全員を満足させるなんて無理なんですよね。

今なら分かります。

ただ、仕事の真ん中にいると、

なかなかそう割り切れません。

クレームは、やっぱりしんどい

そして営業をしていれば、

避けて通れないのがクレームです。

もちろん、

自分がミスをしてしまうこともあります。

でも、

自分が直接ミスをしたわけではなくても、

営業がお客さんの窓口になることがあります。

電話に出れば、

最初に怒られるのは営業。

お客さんのところへ謝りに行くのも営業。

そのあと社内に戻って、

「どう対応するか」

を調整するのも営業。

これは何年やっても、

楽しい仕事にはなりません。

特に私は、

相手から強い言葉を言われると、

電話を切ったあとも引きずることがあります。

仕事は終わっているのに、

帰りの電車でも考えている。

家に帰ってから、

「あの対応でよかったのかな」

と思い出す。

布団に入ってから、

明日のことを考える。

体は会社を出ているのに、

頭だけまだ会社にいる。

そんな日もありました。

休み明けなのに、休んだ気がしないこともある

営業をしていて地味につらいのが、

休んだ次の日です。

休暇を取ってリフレッシュしたはずなのに、

会社へ行ってメールを開く。

未読メールがずらっと並んでいる。

その中に、

「至急お願いします」

「その後どうなっていますか?」

なんてメールがある。

メールを処理している横から、

電話が鳴る。

すると、

せっかく休んだのに、

午前中で元通り。

そんなこともあります。

「休んだ分だけ仕事がたまるなら、休まないほうが楽なんじゃないか」

と思ったことさえあります。

もちろん、

それでは長く続きません。

一番しんどかったのは「ずっと頭が動いていること」かもしれない

振り返ってみると、

私が営業で一番疲れていたのは、

仕事量そのものだけではなかったのかもしれません。

「あれをやらなきゃ」

「この人に連絡しなきゃ」

「あの件は大丈夫かな」

「明日はこれを確認しないと」

そんな小さな仕事が、

ずっと頭の中に残っている。

一つ一つは、

それほど大きな仕事ではありません。

でも、

頭の中に10個、20個とボールを持っているような状態になると、

何もしていなくても疲れます。

昔の私は、

それを全部きちんと処理できる人が、

「仕事のできる営業マン」

なんだと思っていました。

だから、

もっと頑張らなきゃ。

もっと早く返事しなきゃ。

もっと気を配らなきゃ。

と、自分を追い込んでいました。

でも20年近く営業を続けてきた今は、

少し考え方が変わりました。

全部を完璧にやろうとするから、

続かなくなることもある。

営業を長く続けるために必要なのは、

もっと頑張れるようになることではなく、

自分が潰れないやり方を見つけることなのかもしれません。

それでも営業を20年続けられた理由

ここまで書いていて、

自分でも思います。

「そんなに営業がしんどいなら、なんで20年近く続けてるの?」

と。

確かにそうなんですよね。

転職も5回しています。

営業がしんどくて、

「もう辞めたいな」

と思ったことも何度もあります。

それでも、転職した先でまた営業を選んだこともありました。

なぜなのか。

改めて考えてみると、

「営業が大好きだから」

ではないと思います。

「営業こそ自分の天職だ」

と思ったこともありません。

生活のためという現実的な理由も、もちろんあります。

それでも20年近く続いたのは、

営業という仕事のすべてが嫌いだったわけではないから

なのかもしれません。

お客さんの問題を解決できたときは、やっぱり嬉しい

営業をしていると、

お客さんからいろいろな相談を受けます。

「こんなことできませんか?」

「こういうことで困っているんです」

「もう少し、なんとかなりませんか?」

正直、

「また仕事が増えた……」

と思うこともあります(笑)。

でも、

社内の人に相談したり、

仕入先に確認したり、

いろいろ調べたりして、

なんとか解決策が見つかる。

そしてお客さんから、

「助かりました」

「ありがとう」

と言ってもらえる。

これは、やっぱり嬉しいんですよね。

営業には数字があります。

売上目標もあります。

もちろん会社員なので、

数字を無視することはできません。

でも私の場合、

「今月の目標を達成した!」

ということよりも、

目の前のお客さんの困りごとを解決できたときのほうが、

仕事をしていて達成感を感じることがあります。

「売る」より「役に立つ」のほうが、自分には合っていた

営業という言葉から、

「商品を売る人」

というイメージを持つ人は多いと思います。

私も若いころは、

営業とは売る仕事だと思っていました。

でも長くやっているうちに、

少し感覚が変わってきました。

お客さんの話を聞く。

何に困っているのかを考える。

社内と調整する。

必要な情報を集める。

問題が起きそうなら、

先回りして確認しておく。

そして、

できることと、できないことを伝える。

こう考えると、

営業は「売る」というより、

お客さんと会社の間に立って、

物事を前へ進める仕事でもあります。

こちらのほうが、

私にはしっくりきました。

無理に売り込むのは苦手でも、

困っている人の話を聞いて、

「じゃあ、どうしましょうか」

と一緒に考えることならできる。

HSPだからなのかは分かりません。

ただ、

相手のことを考えすぎてしまう自分の性格が、

役に立つ場面も確かにありました。

気づけることが、営業では強みになることもあった

人の表情が気になる。

声のトーンが気になる。

ちょっとした言葉が気になる。

こういうところは、

仕事をしていて疲れる原因にもなります。

でも、

同じ特徴が営業では役立つこともあります。

「なんとなく納得していなさそうだな」

「ここをもう少し説明したほうがいいかな」

「このまま進めると、あとで問題になりそうだな」

そんな小さな違和感に気づく。

そして、

問題になる前に確認する。

お客さんから言われる前に動く。

派手な営業力ではありません。

話がものすごく上手なわけでもない。

押しが強いわけでもない。

それでも、

「ちゃんと見てくれている」

と思ってもらえることがあります。

営業には、

ガンガン前へ出る人だけではなく、

こういう営業マンがいてもいいんだと思います。

営業だからこそ、一人になれる時間もあった

意外かもしれませんが、

営業には一人になれる時間があります。

会社を出て、

お客さんのところへ向かう。

車を運転する。

電車に乗る。

次の訪問先まで少し歩く。

営業所やオフィスで、

ずっと誰かと一緒にいる仕事と比べると、

一人になる時間をつくりやすい仕事でもあります。

人と会って疲れたあと、

移動中に少しぼーっとする。

次のお客さんへ行くまでに、

気持ちを切り替える。

私にとって、

この時間は意外と大きかったのかもしれません。

ずっと人と接している営業なのに、

ところどころに「一人の時間」がある。

このバランスが、

結果的に自分には合っていた部分もあったと思います。

「向いていない部分」と「嫌いじゃない部分」が両方あった

ここまで振り返って、

一つ気づくことがあります。

仕事って、

「向いている」

「向いていない」

だけでは説明できないんですよね。

営業には、

今でも苦手なことがあります。

数字に追われるのは好きではありません。

急な依頼が重なると疲れます。

クレーム対応は、できればやりたくありません。

人と人の間に入って調整するのも、

正直しんどいときがあります。

でも一方で、

お客さんから相談される。

一緒に解決方法を考える。

「ありがとう」と言ってもらえる。

自分が関わった仕事が、

無事に形になる。

そういう瞬間は嫌いではありません。

だから、

営業が自分に向いているのか。

20年近くやってきた今でも、

やっぱりよく分かりません。

ただ、

全部が嫌だったわけでもない。

全部が得意だったわけでもない。

苦手なこともあるけれど、

自分なりに役に立てるところもあった。

そのくらいの答えで、

いいのかもしれません。

仕事は「向いている」だけで選ばなくてもいい

若いころは、

「自分に向いている仕事を見つけたい」

と思うことがあります。

私もそうでした。

でも40代になった今は、

少し考え方が変わりました。

向いている仕事。

得意な仕事。

好きな仕事。

それだけではなく、

続けられる仕事。

無理をしすぎなくていい仕事。

自分なりに役に立てる仕事。

生活を支えてくれる仕事。

そんな基準があってもいいと思っています。

100点の仕事を探さなくてもいい。

「ここはしんどいけど、ここは嫌いじゃない」

そんな仕事を、

自分が続けられる形に少しずつ変えていく。

それも一つの働き方なんじゃないでしょうか。

私の場合、

そのために大きかったのが、

どんな営業をするかでした。

同じ営業でも、

新規営業とルート営業ではまったく違います。

個人向けと法人向けでも違います。

扱う商品によっても、

働き方は変わります。

営業そのものを辞める前に、

「どんな営業なら自分は続けやすいのか」

を考えてみる。

そこから見えてきたのが、

私なりの3つの条件でした。

私が比較的続けやすかった営業の3つの条件

営業を20年近く経験してきて、

「どんな営業なら、自分は比較的続けやすかったんだろう」

と振り返ってみました。

すると、共通していた条件が3つありました。

それが、

・メーカー営業
・法人向け(BtoB)営業
・ルート営業

です。

もちろん、

「HSPなら、この3つを選べば大丈夫」

という話ではありません。

会社によって仕事内容も違いますし、同じルート営業でも忙しさや人間関係はまったく違います。

あくまで、HSP傾向のある私が5回の転職と約20年の営業経験を振り返ったとき、

「比較的、自分には合っていたな」

と思う条件です。

もし今、

「営業はもう無理かもしれない」

と思っているなら、

営業そのものを辞める前に、

今の営業スタイルが自分に合っているのか。

そんな視点でも考えてみてください。

① メーカー営業|知識を積み重ねることが武器になる

一つ目は、メーカー営業です。

メーカー営業の良さは、

自社の商品について、少しずつ知識を積み重ねていけるところだと思います。

最初は分からないことばかりです。

お客さんから質問されても、

「すみません、確認します」

ばかり。

私もそうでした。

でも、

同じ商品を扱い続けていると、

少しずつ知識が増えていきます。

「あのお客さんのケースと似ているな」

「この使い方なら、以前こんな問題があったな」

「これは先に技術担当へ確認しておいたほうがよさそうだな」

過去の経験が、

次の仕事に使えるようになります。

これは私にとって結構大きなことでした。

営業というと、

話術や押しの強さが大切だと思われがちです。

でもメーカー営業では、

商品についてきちんと理解して、

お客さんの質問に一つずつ答えることも信頼につながります。

分からないことを調べる。

細かいところまで確認する。

一度経験したことを覚えておく。

そういう仕事の仕方が、

意外と役に立ちました。

「詳しい人」になると、無理に売り込まなくても頼られる

メーカー営業を続けていると、

少しずつ、

「このことなら○○さんに聞こう」

と思ってもらえることがあります。

これは営業として、とてもありがたいことです。

こちらから必死に売り込まなくても、

お客さんのほうから相談してもらえるからです。

「これってできますか?」

「こういう場合はどうしたらいいですか?」

そんな相談に対して、

自分が持っている知識や経験を使って答える。

必要なら社内の詳しい人につなぐ。

そして問題が解決する。

私は、

「買ってください!」

と前へ出る営業より、

こうやって頼ってもらえる営業のほうがやりやすいと感じました。

営業力というと、

話す力ばかりに目が向きます。

でも、

知識を積み重ねて、

「この人に聞けば大丈夫」

と思ってもらう。

そんな営業の仕方もあります。

② 法人向け(BtoB)営業|「その場で売る」より関係を積み重ねられる

二つ目は、

企業を相手にする法人向け、いわゆるBtoB営業です。

私は個人向けの新規営業も経験しました。

飛び込みで訪問したり、

電話をかけたり。

これは正直、

かなりしんどかったです。

そもそも相手は、

こちらからの連絡を待っていません。

当然、

断られることのほうが多い。

頭では、

「営業なんだから断られて当たり前」

と分かっています。

でも、

何件も続けて断られると、

やっぱり疲れるんですよね。

私は当時、

なぜか咳が止まらなくなったこともありました。

それに比べると、

法人営業は私には比較的やりやすい部分がありました。

もちろん法人営業にも新規開拓はあります。

厳しい会社もあります。

ただ、

一度取引が始まると、

一回売って終わりではなく、

長い付き合いになることがあります。

今日売れなかったから失敗。

というより、

少しずつ信頼関係をつくっていく。

この感覚のほうが、

私には合っていました。

売ることより「ちゃんと対応すること」が次につながる

法人営業をしていると、

派手な営業トークより、

普段の対応の積み重ねが大切だと感じます。

問い合わせに返事をする。

約束したことを確認する。

納期が遅れそうなら早めに伝える。

問題が起きたら逃げずに対応する。

もちろん、

全部を完璧にはできません。

私も失敗します。

それでも、

一つずつきちんと対応していると、

次の相談をもらえることがあります。

そして気づけば、

何年も付き合っているお客さんがいる。

これは、

人間関係を一から何度も作り直すより、

一人の人、一つの会社とじっくり関係をつくるほうが楽な私には、

比較的合っていたのだと思います。

③ ルート営業|「知らない人に売り続ける」負担が少なかった

三つ目は、

ルート営業です。

これは私にとって、

かなり大きなポイントでした。

新規営業では、

基本的に知らない人へアプローチします。

断られる。

また次へ行く。

断られる。

また次へ。

これを続けるには、

ある程度気持ちを切り替える力が必要です。

「はい、次!」

とサッと切り替えられる人は強いと思います。

私は、

これがあまり得意ではありません。

一つ一つを気にしてしまうからです。

一方、

ルート営業なら、

すでに取引のあるお客さんを訪問することが中心になります。

お互いに顔を知っている。

会社のことも、

少しずつ分かってくる。

担当者がどんな人なのかも分かる。

「今日は何を言われるんだろう」

という不安が、

新規営業より少なくなります。

もちろん、

ルート営業なら楽ということではありません。

既存のお客さんだからこその要求もあります。

トラブルが起きれば、

長い付き合いだからこそ対応が大変なこともあります。

それでも私の場合は、

知らない人へ次々と売り込んでいくより、

知っているお客さんと関係を積み重ねるほうが、

ずっと続けやすかったです。

3つに共通していたのは「積み重ねが次に使えること」

メーカー。

法人向け。

ルート営業。

こうして並べてみると、

私が続けやすかった理由が見えてきます。

それは、

昨日までの経験が、

今日の仕事に使えることです。

商品について覚えた知識が、

次のお客さんへの説明に使える。

以前対応したトラブルが、

次のトラブルを防ぐヒントになる。

お客さんとの関係が、

少しずつ深まっていく。

何年も続けるほど、

ゼロから始めなくてよくなる。

私は、

この「積み重なっていく感じ」が好きなのかもしれません。

毎日ゼロから、

知らない人に自分を売り込む。

毎回まったく違うことを要求される。

それよりも、

昨日やったことが、

今日少しだけ自分を助けてくれる。

そんな仕事のほうが、

私には続けやすかったです。

「営業が向いていない」ではなく、営業の種類が合っていないこともある

もし今、

「自分は営業に向いていない」

と思っているなら、

一度だけ考えてみてほしいことがあります。

本当に、

営業そのものが嫌なのでしょうか。

それとも、

新規開拓がしんどいのか。

個人向け営業がしんどいのか。

数字の追い方がしんどいのか。

扱っている商品に興味を持てないのか。

会社の営業方針が合わないのか。

同じ営業でも、

環境が変わると仕事はかなり変わります。

私自身、

5回転職してきたからこそ、

それを実感しています。

もちろん、

営業を辞めるという選択肢もあります。

無理して営業にしがみつく必要はありません。

ただ、

「自分は営業に向いていない」

と自分自身に×をつける前に、

「今の営業が、自分には合っていないだけかもしれない」

と考えてみる。

それだけでも、

次の選択肢が少し増えると思います。

HSPだからこそ、営業で活かせた部分もあった

ここまで、

営業で疲れたことや、

自分なりに続けやすかった営業の条件を書いてきました。

では、

HSP傾向があることは、営業ではマイナスばかりだったのか。

振り返ってみると、

そんなこともありませんでした。

人のことを気にしすぎる。

細かいことまで考えてしまう。

先のことまで考えて不安になる。

普段は、

「もう少し気にしない性格だったら楽なのにな」

と思うことがあります。

でも営業では、

その「気にしすぎるところ」に助けられた場面もありました。

相手のちょっとした反応に気づける

お客さんに説明をしていると、

言葉では、

「分かりました」

と言っていても、

なんとなく納得していないように見えることがあります。

表情だったり、

声のトーンだったり、

返事までのちょっとした間だったり。

本当に小さなことです。

そこで、

「何か気になるところがありますか?」

と聞いてみる。

すると、

「実は、ここがちょっと……」

と話してくれることがあります。

もちろん、

毎回こちらの感覚が当たっているわけではありません。

考えすぎだった、

ということもあります。

でも、

「なんとなく気になる」

をそのままにしないことで、

あとから大きな問題になるのを防げたこともありました。

お客さんが言っていないことまで考えてしまう

営業をしていると、

お客さんがすべてを言葉にしてくれるとは限りません。

「これをお願いします」

と言われても、

その背景には、

別の困りごとがあることがあります。

なぜ、これが必要なんだろう。

いつまでに必要なんだろう。

何に使うんだろう。

本当にこの商品でいいんだろうか。

私は、

こういうことを結構考えます。

場合によっては、

「そこまで考えなくてもいいよ」

と言われそうなくらい考えます(笑)。

でも、

それが役に立つこともあります。

言われたものをそのまま出すのではなく、

「ちなみに、こういう使い方でしょうか?」

と確認する。

すると、

「あ、それならこっちのほうがいいですね」

となることもある。

営業は、

お客さんに言われたものを売るだけではなく、

お客さん自身もまだ気づいていない困りごとを、

一緒に整理する仕事でもあると思います。

「この先どうなるか」を考えることも役に立った

私は、

まだ起きていないことまで考えてしまうことがあります。

「これをこうしたら、あとで問題にならないかな」

「納期は本当に大丈夫かな」

「ここを先に確認しておかないと、あとで困らないかな」

考えすぎて疲れる原因にもなります。

でも営業では、

先回りして考えることが、

トラブル防止につながる場合があります。

営業を20年近くやっていると、

「あ、このパターン、ちょっと危ないな」

というものも少しずつ分かってきます。

以前失敗したことを思い出して、

今回は先に確認しておく。

お客さんから言われる前に、

社内へ確認しておく。

もちろん、

すべてのトラブルを防げるわけではありません。

それでも、

細かいことが気になる性格だからこそ、

気づけたこともあったと思います。

相手の立場を考えられることは、営業では武器になる

営業は、

自分の会社の商品を売れば終わりではありません。

お客さんにも、

それぞれ事情があります。

予算がある。

納期がある。

その先のお客さんがいる。

社内で説明しなければならないこともある。

だから、

「こちらとしてはこれで問題ありません」

だけでは、

うまくいかないことがあります。

「お客さんの立場だったら、どうだろう」

と考える。

すると、

伝え方が少し変わります。

必要な資料も変わります。

確認しておいたほうがいいことも見えてきます。

相手の立場を考えすぎると、

こちらが疲れてしまいます。

でも、

相手の立場を想像できること自体は、

営業では大切な力だったと思います。

ただし、全部を背負わなくていい

ここは、

20年近く営業をしてきた今だからこそ、

書いておきたいことです。

相手の気持ちが分かることと、

相手の要望を全部引き受けることは、

別です。

昔の私は、

ここを混同していた気がします。

お客さんが困っている。

なんとかしてあげたい。

社内の人も大変そう。

なるべく迷惑をかけたくない。

そうやって、

あちらにもこちらにも気を遣っているうちに、

自分が抱え込んでしまう。

でも、

営業一人ではどうにもならないことがあります。

できない納期は、

できない。

出せない価格は、

出せない。

自分だけで判断できないことは、

誰かに相談する。

相手の事情は理解する。

でも、

すべてを自分の責任にはしない。

この線引きが、

長く営業を続けるためには必要だったんだと思います。

弱みをなくすより、使えるところだけ使えばいい

HSPという言葉を知ったころ、

私は、

「だから自分は疲れやすいのか」

と思いました。

確かに、

そう感じる部分はあります。

でも、

長く営業をしてきて思うのは、

一つの性格にも、

良い面としんどい面の両方があるということです。

細かいことに気づくから、

疲れる。

でも、

細かいことに気づくから、

問題を防げることもある。

人の気持ちを考えるから、

疲れる。

でも、

人の気持ちを考えるから、

お客さんに寄り添えることもある。

先のことを考えるから、

不安になる。

でも、

先のことを考えるから、

準備できることもある。

だったら、

無理に性格を変えなくてもいい。

「気にしすぎない人になろう」

と頑張るより、

自分の性格の使えるところだけ、

仕事に使えばいい。

そして、

疲れるところは、

なるべく仕組みや働き方で減らしていく。

私は、

そのくらいでいいと思っています。

「頑張れる営業」より「続けられる営業」を選ぶ

若いころの私は、

仕事ができる人というのは、

たくさんの仕事をこなせる人だと思っていました。

メールの返信が速い。

電話にもすぐ出る。

急な依頼にも対応する。

数字も追う。

社内調整もする。

お客さんにも気を配る。

そして、

多少疲れていても頑張れる。

そんな人を見ると、

「自分ももっと頑張らないと」

と思っていました。

でも、

20年近く働いてきて、

今は少し違います。

一時的に頑張れることより、

長く続けられることのほうが大切なんじゃないか。

そう思うようになりました。

無理をすれば、短期間なら頑張れる

人間、

無理をすればある程度は頑張れます。

残業する。

休憩を削る。

家に帰ってから仕事のことを考える。

休日にもメールを確認する。

「今だけだから」

と思えば、

できてしまうこともあります。

でも、

その「今だけ」が半年、一年と続いたら、

どこかで苦しくなります。

私自身、

自分を追い込んで仕事をしていた時期があります。

頑張っている間は、

それが普通になってしまうんですよね。

でも、

自分を追い込まないと頑張れない働き方は、

長くは続きません。

営業は全部のボールを全力で投げ返さなくてもいい

営業をしていると、

毎日いろいろなボールが飛んできます。

見積もり。

問い合わせ。

納期確認。

社内からの連絡。

お客さんからの相談。

クレーム。

昔の私は、

飛んできたボールを全部すぐに投げ返そうとしていました。

でも、

全部が同じ重要度ではありません。

今日やること。

明日でもいいこと。

自分でやること。

誰かにお願いすること。

すぐ答えられること。

確認しないと答えられないこと。

分けていいんですよね。

「確認して、明日回答します」

と言えばいいことまで、

その場でなんとかしようとしなくてもいい。

営業だからといって、

いつも即答できる必要はありません。

未来の自分に仕事を残しすぎない

仕事が忙しくなると、

「これはあとでやろう」

が増えていきます。

すると、

翌日の自分が大変になります。

翌日になれば、

また新しい仕事が入ってくるからです。

だから私は、

未来の自分も、

仕事の相手だと思っておく。

そんな考え方が大事だと思っています。

今日の自分が無理をしすぎる必要はない。

でも、

全部を明日の自分へ押しつけるのも違う。

今日できる小さなことだけ片づけておく。

メール一本返しておく。

確認だけお願いしておく。

メモを残しておく。

それだけで、

明日の自分が少し楽になります。

自分に合ったやり方で続ければいい

営業のやり方にも、

正解は一つではありません。

話術で勝負する人もいる。

行動量で勝負する人もいる。

人脈を広げるのが得意な人もいる。

専門知識で頼られる人もいる。

丁寧な対応を積み重ねる人もいる。

私は、

ガツガツ前へ出る営業マンには、

たぶんなれません。

でも、

それでいいと思うようになりました。

自分が苦手な営業マンになろうとするより、

自分にできる営業を続ける。

頑張れる方法より、

続けられる方法を選ぶ。

40代になった今、

私はそのほうが大切だと思っています。

それでも営業がつらいなら、続けることだけが正解ではない

ここまで、

自分に合った営業の形を探すこと。

頑張れる方法より、続けられる方法を選ぶこと。

そんな話を書いてきました。

でも、

ここで一つ大事なことがあります。

工夫しても、

考え方を変えても、

やっぱり営業がつらい。

そんなこともあると思います。

そのときまで、

「せっかくここまで営業を続けてきたんだから」

と無理をする必要はありません。

営業を続けることだけが、

正解ではないからです。

「自分が弱いから」と考えなくてもいい

仕事がつらくなると、

自分に原因を探してしまうことがあります。

もっと要領よくできれば。

もっと気にしない性格なら。

もっとコミュニケーション能力があれば。

もっとメンタルが強ければ。

そうやって、

自分を変えようとする。

私も、

そう考えてきました。

でも5回転職して思うのは、

人間だけではなく、

環境との相性もかなり大きいということです。

同じ自分なのに、

会社が変わると働きやすさが変わる。

上司が変わるだけでも変わる。

扱う商品が変わる。

お客さんが変わる。

営業のやり方が変わる。

それだけで、

仕事の疲れ方まで変わることがあります。

だから、

今の仕事がうまくいかないからといって、

「自分は仕事ができない」

まで話を大きくしなくていいと思います。

もしかすると、

今の環境が自分に合っていないだけかもしれません。

営業を辞めなくても、営業のやり方を変える方法もある

「営業がつらい」

と思ったとき、

すぐに、

「じゃあ転職しよう」

と考える必要もありません。

営業の中でも、

いろいろな働き方があります。

新規営業からルート営業へ。

個人向けから法人向けへ。

売り込み中心の営業から、

既存のお客さんのフォロー中心へ。

社内で可能なら、

担当変更や異動という方法もあります。

今いる会社に残りながら、

働き方を変えられる可能性もあります。

私自身、

転職を5回しています。

だからこそ、

転職という選択肢を否定するつもりはありません。

でも、

転職すればすべて解決するとも思っていません。

今の会社で変えられること。

会社を変えないと変わらないこと。

まずは、

そこを分けて考えてみてもいいと思います。

営業から離れることも、もちろん選択肢

そして、

いろいろ試してみたけれど、

やっぱり営業という仕事そのものがしんどい。

そう思うなら、

営業から離れることも選択肢です。

20年近く営業をしている私が言うのも変ですが、

営業を続けなければならない理由なんてありません。

これまで営業しか経験していないと、

「自分には営業しかできない」

と思ってしまうことがあります。

でも、

営業で身についたものは、

売る力だけではありません。

人の話を聞く。

相手の要望を整理する。

社内外の人と調整する。

スケジュールを管理する。

トラブルに対応する。

問題を見つけて、

解決方法を考える。

相手に分かるように説明する。

営業を続けてきた人なら、

知らないうちにいろいろなことを経験しています。

営業を辞めたからといって、

20年間がゼロになるわけではありません。

これまでやってきたことを、

別の場所で使う。

そんな選択肢もあります。

40代だからこそ、簡単には決められない

とはいえ、

40代で仕事を変えるとなると、

簡単な話ではありません。

私も40代なので、

よく分かります。

収入のこと。

家族のこと。

住宅ローンや教育費。

これからの生活。

そして、

「今さら別の仕事ができるのだろうか」

という不安。

20代のころのように、

「嫌だから辞めよう!」

だけでは動けません。

だからこそ、

今すぐ答えを出さなくていいと思っています。

営業を続ける。

今の会社で働き方を変える。

別の会社で営業をする。

営業とは違う仕事を探す。

副業を始めてみる。

誰かに相談してみる。

何もしないで、

しばらく様子を見る。

選択肢は、

「辞める」か「我慢する」かの二つだけではありません。

答えが分からないなら、誰かと整理してみてもいい

私自身、

仕事で余裕がなくなっていた時期に、

キャリアについて相談したことがあります。

そのとき、

「転職しましょう」

と言われたわけではありませんでした。

むしろ、

話を聞いてもらう中で、

今やっている仕事にも、

自分がやりがいを感じている部分があることに気づきました。

お客さんの問題を解決する。

誰かに頼られる。

「ありがとう」と言ってもらえる。

そういうところは、

自分は嫌いではなかったんです。

一人で考えていたときは、

「仕事がつらい」

で頭がいっぱいになっていました。

でも、

誰かに話してみると、

「仕事の全部が嫌なわけではないんだな」

と気づくことができました。

相談するというのは、

転職するためだけにするものではありません。

自分は何がつらいのか。

何なら続けられそうなのか。

本当は何を変えたいのか。

それを整理するために、

誰かの力を借りてもいいと思います。

仕事を続けるために、仕事を変えることもある

昔の私は、

仕事を続けることと、

同じ会社、同じ仕事を続けることを、

どこかで同じように考えていた気がします。

でも、

転職を5回した今は、

そうは思いません。

長く働き続けるために、

会社を変えることもある。

仕事内容を変えることもある。

働き方を変えることもある。

一度立ち止まることもある。

大切なのは、

今いる場所にしがみつくことではなく、

これからも自分が働き続けられる形を探すこと。

なのかもしれません。

40代なら、

まだこの先も働く時間は長いです。

だったら、

今の仕事をあと20年我慢できるか。

ではなく、

これからの20年を、

どうすれば少し穏やかに働けるだろう。

そんなふうに考えてもいいんじゃないでしょうか。

もし今、

「営業を続けるべきか」
「転職したほうがいいのか」
「ほかにどんな働き方があるのか」

と迷っているなら、私は別の記事で、

「40代で仕事がつらいときに考えたい7つの選択肢」

をまとめています。

今すぐ会社を辞めるための記事ではありません。

今の会社に残ることも含めて、

「自分には、どんな選択肢があるんだろう」

と一度整理するために読んでもらえたらと思います。

まとめ|向いているかより、すり減らずに続けられるか

HSPに営業は向いているのか。

20年近く営業をしてきた私にも、

結局、はっきりした答えは分かりません。

人の反応を気にしすぎる。

断られたことを引きずる。

いくつもの仕事が重なると疲れる。

人と人の間に入って調整するのがしんどい。

営業をしていて、

「この性格、営業には向いてないよな……」

と思ったことは何度もあります。

でも一方で、

相手の小さな変化に気づく。

困っていることを一緒に考える。

先回りして準備する。

一人のお客さんと、

少しずつ信頼関係をつくっていく。

そんなところでは、

自分の性格が役に立つこともありました。

だから今は、

「HSPだから営業に向いている」

とも、

「HSPだから営業に向いていない」

とも思いません。

それよりも、

自分はどんな営業なら続けられるのか。

どんな環境なら、

必要以上にすり減らずに働けるのか。

こちらを考えるほうが大切だと思っています。

私の場合は、

メーカー営業。

法人向け営業。

ルート営業。

この3つの条件が、

比較的自分には合っていました。

でも、

これは私の答えです。

あなたには、

あなたの続けられる形があると思います。

そして、

それを探した結果、

「やっぱり営業じゃないな」

となってもいい。

営業を辞めてもいい。

会社を変えてもいい。

今の会社に残ってもいい。

すぐには決めず、

もう少し考えてみてもいい。

仕事は、

人生の大きな部分を占めます。

だからこそ、

誰かが言う「向いている仕事」より、

自分が無理なく続けられる仕事を選びたい。

頑張れる方法より、

続けられる方法を選ぶ。

20年近く営業を続けてきた私が、

今たどり着いている答えは、

そのくらいです。

まぁ、これから変わるかもしれませんけどね。

それでもいいと思っています。

40代になっても、

働き方は少しずつ変えていけます。

今日も、まぁいいっかと思える自分でいましょう。