「8日間、楽しかったなぁ。」それだけで、十分だった。

8日間、楽しかったなぁ、

夏季休暇、

最後の夜。

子どもと一緒に、

お風呂に入っていました。

明日から、

私は仕事です。

すると、

子どもが、

ぽつりと言いました。

「あー、

パパは明日からお仕事かぁ。」

そして、

少ししてから、

「8日間、

楽しかったなぁ。」

と言いました。

なんてことのない、

一言だったのかもしれません。

でも、

私は、

なんだかとても嬉しくなりました。

8日間。

ずっと楽しかったわけではありません。

出かければ、

疲れます。

子どものことを、

気にしていなければいけない。

予定どおりに、

いかないこともある。

ちょっとしたことで、

イライラしてしまった日もありました。

自分の好きなように、

時間を使えるわけでもありません。

それでも、

夏休みの最後に、

子どもから、

「楽しかったなぁ。」

と言ってもらえた。

それだけで、

なんだか、

この8日間が、

全部報われたような気がしました。

そして、

ふと思ったんです。

人生も、

同じなのかもしれないな、と。

自分の思いどおりにならないこと。

しんどかったこと。

「なんで自分が。」

と思ったこと。

これまで、

いろいろありました。

それでも、

ここまで生きてきたから、

この夏休みがあった。

この夜があった。

そして、

子どもの、

「楽しかったなぁ。」

という一言を、

聞くことができた。

人生には、

大変だった時間の先でしか、

出会えないものもあるのかもしれません。

家族との時間は、楽しいだけじゃない

家族で過ごす時間は、

もちろん、

楽しいです。

でも、

楽しいだけではありません。

今回の夏休みも、

出かければ疲れました。

子どもがどこにいるか、

気にしていなければいけない。

お腹は空いていないか。

疲れていないか。

危なくないか。

自分が楽しみながらも、

頭のどこかでは、

ずっとそんなことを考えています。

先日、

家族で遊園地へ行ったときも、

睡眠不足だったせいか、

途中から、

なんだかイライラしてしまいました。

子どものちょっとした行動。

妻のちょっとした言葉。

普段なら、

それほど気にならないことまで、

気になってしまう。

そんな自分に気づいて、

「ああ、

俺、ただ疲れてるだけかも。」

と思いました。

家族との時間だから、

いつも笑顔でいられるわけではありません。

疲れることもある。

イライラすることもある。

一人になりたいと思うことだってある。

でも、

そんな8日間の最後に、

子どもが、

「楽しかったなぁ。」

と言ってくれた。

その一言を聞いたら、

楽しかったことも、

疲れたことも、

イライラしてしまったことも、

全部ひっくるめて、

「ああ、

いい夏休みだったな。」

と思えたんです。

完璧な8日間ではなかった。

でも、

楽しかった8日間ではあった。

それで、

十分なのかもしれません。

あの頃の自分には、想像できなかった景色

ここまで、

ずっと順調に生きてきたわけではありません。

思いどおりにならなかったことも、

たくさんありました。

「なんで自分が。」

と思ったこともあります。

この先、

どうなるんだろう。

そんなことばかり、

考えていた時期もありました。

あの頃の自分に、

今の景色は、

たぶん想像できなかったと思います。

夏休みの最後に、

子どもと一緒に、

お風呂に入っている。

明日から仕事かぁ、

なんて話をしている。

そして、

「8日間、楽しかったなぁ。」

と言ってもらえる。

何か、

すごいことを成し遂げたわけではありません。

人生が、

思い描いていたとおりに、

進んだわけでもありません。

それでも、

こういう時間に、

たどり着くことができました。

そう考えると、

思いどおりにならなかった人生も、

そんなに悪いものではなかったのかもしれません。

以前、

「思い通りじゃなかった。でも、悪くない人生だった。」

という記事を書きました。

あの記事を書いたときより、

また一つ、

その言葉の意味が、

分かったような気がしています。

人生は、

思いどおりになったから、

幸せになるとは限らない。

思いどおりにならなかった道の途中にも、
ちゃんと幸せは待っている。

そんなことを、

子どもの一言から、

教えてもらった気がします。

まとめ

夏休み最後の夜。

子どもと、

お風呂に入っていました。

「あーパパは明日からお仕事かぁ。」

そして、

「8日間、楽しかったなぁ。」

たった、

それだけの会話です。

でも、

私は、

とても嬉しかった。

この8日間、

ずっと笑っていたわけではありません。

疲れた日もありました。

イライラしたこともありました。

自分の思いどおりに、

ならなかったこともありました。

それでも、

最後に、

「楽しかった。」

と言ってもらえた。

だったら、

それでいい。

人生も、

同じなのかもしれません。

全部、

思いどおりにならなくてもいい。

ずっと、

楽しくなくてもいい。

しんどい時期があっても、

遠回りしても、

立ち止まってもいい。

その先で、

「ああ、

悪くなかったな。」

と思える瞬間が、

一つでもあればいい。

私にとって、

今年の夏休み最後の夜は、

そんな瞬間の一つだったのかもしれません。

好きなように生きられなかったからこそ、
出会えた幸せもある。

マスター橘

人生は、、
自由が多いほど、
幸せとは限らないのかもしれない。

今日の気づき

大変だった時間は、
大変だっただけでは終わらない。

ある日、

誰かの何気ない一言で、

かけがえのない時間だったことに、

気づくことがある。

「8日間、

楽しかったなぁ。」

それだけで、

十分だった。

橘の気づきノート #021