40代になって、
「最近、仕事がつまらないな」
と思うことはありませんか。
会社に行けないほど、つらいわけではない。
人間関係に大きな問題があるわけでもない。
給料にも、ものすごく不満があるわけではない。
仕事だって、普通にこなせる。
でも、
なんとなく、つまらない。
朝、会社へ行く。
いつもの仕事をする。
いつもの人と話す。
仕事を終えて、家に帰る。
そして次の日も、だいたい同じ一日が始まる。
月曜日から金曜日まで働いて、
週末が来て、
また月曜日が来る。
そんな毎日を繰り返していると、ふと、
常連客Kこのままあと10年、20年働くのかな……
と思うことがあります。
仕事ができるようになったから、つまらなくなることもある
若い頃は、仕事に「初めて」がたくさんありました。
初めて任された仕事。
初めて一人で対応したお客さん。
初めて大きな仕事を終えた日。
失敗して落ち込んだり、
できなかったことができるようになったり。
大変だったけれど、
昨日できなかったことが、今日は少しできるようになる。
そんな感覚がありました。
でも40代になると、
多くの仕事は一度経験したことのあるものになってきます。
何か問題が起きても、
「ああ、これは前にもあったな」
と思う。
仕事を頼まれても、
だいたいどう進めればいいか分かる。
若い頃なら一日悩んでいたことも、
今ならそれほど困らず対応できる。
それは、
これまで働いてきた経験が積み重なった証拠です。
でも皮肉なことに、
仕事ができるようになったからこそ、仕事から新鮮さがなくなる
こともあります。
「つらい」より、「つまらない」のほうが説明しにくい
仕事がものすごくつらければ、
「辞めたい」
という気持ちにも理由があります。
上司が嫌だ。
残業が多い。
給料が低い。
人間関係が苦しい。
理由が分かれば、対策も考えやすい。
でも、
「なんとなく、つまらない」
は少し厄介です。
誰かに相談しても、
「仕事なんてそんなもんだよ」
と言われるかもしれない。
自分でも、
「給料をもらっているんだから、贅沢なのかな」
と思ってしまう。
だから、
つまらないと感じながらも、
毎日いつもどおり会社へ行く。
仕事もちゃんとする。
そして、また一週間が終わる。
そんな状態が何年も続くことがあります。
「仕事を面白くしなければ」と思わなくてもいい
仕事がつまらないと感じると、
「もっと仕事にやりがいを見つけなければ」
「新しいことに挑戦しなければ」
「もっと成長しなければ」
と思うことがあります。
もちろん、
それで仕事が面白くなる人もいるでしょう。
でも私は、
仕事がつまらないからといって、必ず仕事を面白くしなければならないわけではない
と思っています。
仕事は仕事として、きちんとする。
給料をもらう。
そして、
面白いことは会社の外にあってもいい。
仕事が人生のすべてではありません。
だから、
仕事に人生全部を楽しませてもらわなくてもいい。
そんな考え方もあると思います。
ただ、「つまらない」という気持ちは無視しなくていい
一方で、
「仕事なんてつまらないものだから」
と、自分の気持ちを全部片づけてしまう必要もありません。
なぜ、つまらなくなったのか。
仕事に慣れたからなのか。
成長している感じがしないからなのか。
出世に興味がなくなったからなのか。
それとも、
仕事以外に大切にしたいものが増えてきたからなのか。
その理由によって、
これからの働き方も変わってきます。
今の仕事を少し変えてみる。
会社の外に楽しみを作る。
別の働き方を見てみる。
あるいは、
「仕事はこれくらいでいい」
と決める。
どれも選択肢です。
この記事では、
40代になると仕事がつまらなくなる理由と、
そんなときに考えてみたいこれからの働き方を、一緒に整理していきます。
転職することが答えとは限りません。
仕事を好きになることが答えとも限りません。
まずは、
「自分は、何をつまらないと感じているんだろう?」
そこから考えてみませんか。
仕事はそこそこ。
でも、人生にはほかにも面白いことがある。
40代からは、
そんな仕事との付き合い方があってもいいのだと思います。
40代になると、なぜ仕事がつまらなくなるのか
20代、30代の頃と比べて、
「最近、仕事がつまらなくなったな」
と感じる。
でも、仕事そのものが大きく変わったわけではない。
職場も同じ。
仕事内容も、それほど変わっていない。
それなのに、なぜか以前ほど面白くない。
そんなことがあります。
もしかすると、
仕事が変わったのではなく、自分のほうが変わった
のかもしれません。
若い頃は「できないこと」がたくさんあった
仕事を始めたばかりの頃は、
分からないことばかりでした。
電話一本かけるだけでも緊張する。
お客さんから質問されても、すぐに答えられない。
上司に怒られる。
失敗する。
家に帰ってから、
「ああ言えばよかったな……」
と思い返す。
大変だったと思います。
でも、その一方で、
できなかったことができるようになる喜びもありました。
一人でお客さんのところへ行けた。
自分で問題を解決できた。
初めて契約をもらった。
上司から、
「任せても大丈夫だな」
と言われた。
小さな成功でも、
昨日までの自分より前へ進んだ
という実感がありました。
40代になると、仕事の「答え」がだいたい分かる
それから10年、20年と働いていると、
経験が増えていきます。
もちろん、今でも分からないことはあります。
失敗することもあります。
でも、
日常の仕事で起こることの多くは、
「これは、こうすればいいな」
と分かるようになります。
お客さんから少し難しいことを言われても、
以前似たような経験をしている。
社内でトラブルが起きても、
誰に相談すればいいか分かる。
仕事の進め方も、
だいたい自分の中にできている。
それは、
長く働いて身につけてきた力です。
本当なら、自信を持っていいことです。
ただ、
答えが分かる仕事ばかりになると、
以前ほどドキドキしなくなります。
仕事が楽になったはずなのに、
なぜか面白くない。
そんなことも起こります。
「仕事ができる」と「仕事が面白い」は別
若い頃は、
仕事ができるようになれば、
もっと仕事が面白くなると思っていたかもしれません。
でも実際には、
必ずしもそうではありません。
仕事ができるようになる。
↓
失敗が減る。
↓
悩むことも減る。
↓
仕事が早く終わる。
これは、とてもいいことです。
でも同時に、
「初めてできた」という喜びも減っていきます。
昔なら、
一週間悩んでいた仕事を、
今なら30分で終えられる。
それは間違いなく成長です。
でも本人にとっては、
「いつもの仕事を終わらせただけ」
になっている。
だから40代の「仕事がつまらない」は、
仕事ができなくなったからではなく、
むしろ仕事ができるようになった結果として起こることもある
のだと思います。
仕事の先まで見えるようになる
そして40代になると、
仕事そのものだけではなく、
この先の景色もある程度見えてきます。
今の仕事を続けたら、
数年後はこんな感じかな。
管理職になったら、
たぶんこんな仕事が増えるだろうな。
給料も、
おそらくこのくらいかな。
定年まで働いたら、
こんな感じなのかな。
若い頃は、
先が分からないから不安でした。
でも、
先が分かるようになると、それはそれで少し退屈になる。
そんなことがあります。
月曜日から金曜日まで働く。
週末が来る。
また月曜日になる。
それを何度も繰り返しているうちに、
ふと、
「これが、あと10年、20年続くのか」
と思う。
仕事が嫌いなわけではない。
でも、
未来まで同じ景色が続いているように感じてしまう。
その感覚が、
「仕事がつまらない」
につながることもあると思います。
昔ほど「会社で何者かになりたい」と思わなくなる
もう一つ、
40代になると変わってくるものがあります。
それは、
会社の中で何者かになりたいという気持ち
です。
若い頃は、
もっと評価されたい。
もっと仕事を任されたい。
いつか出世したい。
そんな気持ちが、仕事の面白さにつながっていた人もいるでしょう。
でも40代になって、
「もう出世はそれほどしたくないな」
と思うようになると、
これまで自分を動かしていた目標が一つなくなります。
すると、
「じゃあ、何のために頑張るんだろう?」
という感覚が出てくる。
これは前の記事、
「40代で出世したくないのはおかしい?管理職になりたくないと思ったときに考えたいこと」
ともつながるところです。
出世したくないことが悪いわけではありません。
ただ、
これまで「上へ行くこと」が仕事の目標だった人ほど、
その目標がなくなったあと、
仕事が急につまらなく見えることがあります。
仕事に求めるものが変わったのかもしれない
そして私は、
これが一番大きいのではないかと思います。
20代の自分と、
40代の自分。
同じ人間ですが、
大切にしたいものは少しずつ変わっています。
若い頃は、
仕事で認められることがうれしかった。
給料が上がることがうれしかった。
忙しいことさえ、
「自分は必要とされている」
と思えた。
でも40代になると、
家族との時間。
自分の時間。
体力。
これからの暮らし。
仕事以外の楽しみ。
そういうものも大切になってきます。
すると、
以前は十分だった
「評価される」
「給料が上がる」
「仕事を任される」
だけでは、心が動かなくなることがあります。
それは、
仕事への情熱を失ったというより、
仕事だけでは満たされなくなった
ということなのかもしれません。
「仕事がつまらない」は、悪いサインとは限らない
「最近、仕事がつまらない」
と思うと、
「自分はやる気を失ってしまったのかな」
と不安になるかもしれません。
でも、
必ずしも悪いことではないと思います。
仕事ができるようになった。
会社のことも分かるようになった。
この先も少し見えるようになった。
そして、
仕事以外にも大切にしたいものが出てきた。
だから以前ほど、
仕事だけで心が動かなくなった。
そう考えることもできます。
もしかすると、
「仕事がつまらない」は、人生の次の楽しみを探し始めるサイン
なのかもしれません。
無理に仕事への情熱を取り戻さなくてもいい。
まずは、
「仕事がつまらなくなった自分」を責めるのではなく、
「今の自分は、何を面白いと思うんだろう?」
と考えてみる。
40代からは、
そんな問いを持ってもいいのではないでしょうか。
40代で仕事がつまらないと感じる5つの理由
「最近、仕事がつまらない」
そう感じても、
なぜつまらないのか、自分でもよく分からないことがあります。
仕事が嫌いなわけではない。
会社を辞めたいとまでは思っていない。
大きな不満があるわけでもない。
それなのに、
なんとなく毎日が同じに感じる。
そんなときは、「つまらない」の中身を少し分けて考えてみると、自分の気持ちが見えてくることがあります。
① 仕事に慣れて、刺激がなくなった
40代になると、これまでいろいろな仕事を経験しています。
初めて見るようなトラブルも減ってくる。
お客さんへの対応も慣れている。
仕事の進め方も分かっている。
「これをやっておいて」
と言われれば、
だいたいどのくらい時間がかかるかまで想像できる。
若い頃なら、
「できるかな」
と緊張していた仕事も、
今では普通にできるようになっています。
それは、これまで積み重ねてきた経験です。
でも、
「できる」が増えるほど、「初めて」は減っていきます。
以前なら達成感を感じていた仕事も、
今では、
「はい、終わりました」
で終わってしまう。
仕事が簡単になったわけではありません。
自分が仕事に追いついた。
だから以前ほど刺激を感じなくなった。
そんな「つまらなさ」もあると思います。
② 成長している感覚がなくなった
若い頃は、
仕事を覚えるだけでも成長を感じられました。
昨日できなかったことが、今日はできる。
一人でできる仕事が増える。
任される仕事が増える。
自分でも、
「少し仕事ができるようになったな」
と分かります。
でも40代になると、
成長が見えにくくなります。
10年前と比べれば、
間違いなくいろいろなことができるようになっている。
それなのに、
昨日の自分と今日の自分を比べると、
あまり変わっていないように感じる。
すると、
「自分はずっと同じ場所にいるのではないか」
と思うことがあります。
ただ、40代の成長は、
若い頃ほど分かりやすくないのかもしれません。
トラブルが起きても慌てなくなった。
人に任せられるようになった。
全部自分で抱え込まなくなった。
相手の事情まで少し考えられるようになった。
以前なら腹を立てていたことを、
「まあ、そういうこともあるか」
と流せるようになった。
資格にもならない。
役職にもならない。
でも、
そんな変化も、長く働いてきたからこその成長です。
成長していないのではなく、
成長の形が見えにくくなっただけなのかもしれません。
③ 出世や昇進に興味がなくなった
若い頃は、
「次は主任」
「いつかは課長」
といった目標が、仕事を続ける理由の一つになっていた人もいるでしょう。
役職が上がれば、
給料も上がる。
任される仕事も変わる。
周りからの見られ方も変わる。
だから、
「もう少し頑張ろう」
と思えた。
でも40代になって、
「別に、出世しなくてもいいかな」
と思うようになることがあります。
すると、
これまで目の前にあった階段が、急になくなったように感じます。
仕事はできる。
会社にも行く。
でも、
「次に何を目指す?」
と聞かれると、答えがない。
それが、
仕事のつまらなさにつながることがあります。
ただ、
前の記事でも書いたように、
上へ行かないことと、前へ進まないことは同じではありません。
出世以外にも、働き方にはいろいろな方向があります。


出世への興味がなくなったことで仕事がつまらなく感じているなら、こちらの記事も参考にしてみてください。
④ 仕事の先にある目標が見えなくなった
40代になると、
「仕事そのもの」より、
「この仕事を続けた先に何があるんだろう」
と考えることがあります。
今月の目標を達成する。
今年の売上を達成する。
会社から与えられた目標はある。
でも、
それを達成した先に、
自分が何をしたいのかが分からない。
来年も同じ仕事。
再来年も似たような仕事。
5年後も、おそらく同じ会社。
そう考えたとき、
急に気持ちが止まってしまう。
若い頃は、
先が分からないから不安だった。
でも40代になると、
先が分かるようになったから、退屈になる。
そんなこともあると思います。
ここで必要なのは、
無理に大きな目標を作ることではありません。
「50歳までにこれを達成する」
「新しい資格を取る」
「副業で成功する」
もちろん、それをやりたいなら挑戦していい。
でも、
目標がないからといって、
必ず新しい目標を作らなければならないわけでもありません。
「今の生活を、なるべく穏やかに続けたい」
それだって、これからの一つの目標です。
⑤ 仕事以外の人生を考えるようになった
そして40代になると、
仕事だけではなく、
人生全体を見るようになることがあります。
家族。
子ども。
自分の時間。
これからの暮らし。
趣味。
お金。
年齢を重ねたあとのこと。
若い頃は、
仕事で成功することが、そのまま人生の成功のように感じていた。
でも40代になると、
「仕事だけうまくいけば、それでいいのかな」
と思うことがあります。
仕事で評価されても、
毎日疲れ切っている。
給料が増えても、
自分の時間がない。
役職が上がっても、
家に帰ってまで仕事のことを考えている。
それより、
普通に仕事を終えて、
家でゆっくりご飯を食べる。
休日に好きなことをする。
家族と過ごす。
一人でぼーっとする。
そういう時間のほうが、
以前より大切に感じるようになる。
すると、
仕事に対して、
昔ほど「面白さ」を求めなくなることもあります。
それは、
仕事への情熱がなくなったというより、
人生の中で、仕事の割合が少し小さくなった
ということなのかもしれません。
「仕事がつまらない」の奥に、別の気持ちが隠れている
ここまで5つの理由を見てきました。
仕事に慣れた。
成長を感じなくなった。
出世に興味がなくなった。
仕事の先に目標が見えなくなった。
仕事以外の人生を考えるようになった。
こうして見ると、
40代の「仕事がつまらない」は、
単なる「飽き」ではないことが分かります。
むしろ、
これまで仕事を中心に作ってきた人生を、少し違う角度から見るようになった。
その変化なのかもしれません。
だから、
仕事がつまらなくなったからといって、
すぐに転職しなくてもいい。
無理にやりがいを探さなくてもいい。
まず、
「仕事がつまらない」の奥で、自分は何を求めているんだろう。
と考えてみる。
刺激が欲しいのか。
成長したいのか。
もっと自由な時間が欲しいのか。
それとも、
もう仕事にはそこまで多くを求めていないのか。
ここが分かると、
これからの選択肢も少し変わってきます。
そして、もう一つ。
もし、
「仕事には、もうそれほど面白さを求めていない」
という答えになったとしても、
それは悪いことではありません。
なぜなら、
仕事がつまらないことと、人生がつまらないことは別だからです。
仕事がつまらない=人生がつまらない、ではない
仕事がつまらない日が続くと、
「自分の毎日って、何なんだろう」
と思うことがあります。
朝起きて、
会社へ行って、
いつもの仕事をして、
家に帰って、
寝る。
そして、また次の日も会社へ行く。
平日の多くの時間を仕事に使っているからこそ、
仕事がつまらなくなると、
人生そのものまで、つまらなくなったように感じてしまう。
そんなこともあると思います。
でも、
仕事と人生は同じではありません。
仕事に人生全部を楽しませてもらわなくていい
「仕事は楽しいほうがいい」
それは、もちろんそうだと思います。
好きな仕事ができる。
やりがいがある。
毎朝、
「今日も仕事が楽しみだ」
と思って会社へ行ける。
そんな働き方ができたら素敵です。
でも、
すべての人が仕事にそこまでの楽しさを感じられるわけではありません。
そして、
必ずしも感じなければならないわけでもない
と思います。
仕事はそこそこ。
嫌いではない。
ものすごく楽しくもない。
でも、生活するための収入は得られる。
仕事が終われば、自分の時間がある。
それなら、
それも一つの働き方です。
仕事だけに、
やりがいも、
成長も、
人間関係も、
自己実現も、
人生の楽しさまで、
全部背負ってもらわなくてもいい。
仕事に人生全部を楽しませてもらわなくていいんです。
「仕事が好き」が正解とは限らない
世の中には、
「好きなことを仕事にしよう」
「やりがいのある仕事を見つけよう」
という言葉があります。
それで幸せになれる人もいると思います。
でも、
好きなことを必ず仕事にしなければならないわけではありません。
仕事は仕事。
好きなことは好きなこと。
分けておく生き方だってあります。
仕事では、
求められていることをきちんとする。
給料をもらう。
そして会社を出たら、
好きなことをする。
そんな関係でもいい。
むしろ、
仕事に多くを求めなくなったことで、少し楽になる人もいる
のではないでしょうか。
仕事が70点でも、人生は70点とは限らない
仕事があまり面白くない。
だから、
「自分の人生はこのままでいいのかな」
と思ってしまう。
でも、
仕事だけで人生全体を採点する必要はありません。
たとえば、
仕事は70点。
でも、
家族との時間は90点。
趣味は80点。
休日は85点。
一人でゆっくりコーヒーを飲む時間は100点。
そんな人生があってもいいと思います。
逆に、
仕事が100点でも、
毎日疲れ切って、
家族との時間がなく、
休日も仕事のことばかり考えている。
それが自分にとって幸せかどうかは、また別の話です。
人生は、
会社で過ごしている時間だけでできているわけではありません。
「今日、仕事つまらなかったな」で終わっていい日もある
仕事がつまらないと、
原因を探したくなります。
「もっとやりがいのある仕事を探したほうがいいのかな」
「転職したほうがいいのかな」
「何か新しいことを始めたほうがいいのかな」
もちろん、
本当に環境を変えたほうがいいこともあります。
でも、
毎回そこまで大きな答えを出さなくてもいいと思います。
今日は仕事がつまらなかった。
それだけ。
そんな日があってもいい。
家に帰って、
好きなものを食べる。
お風呂に入る。
テレビを見る。
本を読む。
家族と話す。
コーヒーを飲む。
そして、
「まあ、仕事はつまらなかったけど、今日一日全部が悪かったわけじゃないな」
と思えれば、それで十分な日もあります。
会社の外に「面白い」があってもいい
もし仕事に面白さを感じられなくなったのなら、
会社の中だけで面白さを探さなくてもいいと思います。
趣味でもいい。
運動でもいい。
本でもいい。
旅行でもいい。
料理でもいい。
ブログでもいい。
家族との時間でもいい。
近所を散歩することでもいい。
何か立派なことを始める必要はありません。
誰にも評価されない。
お金にもならない。
履歴書にも書けない。
でも、
「これをしている時間は、ちょっと好きだな」
と思えるものがある。
それだけでも、毎日は少し違ってきます。
会社員は、自分の一部分にすぎない
前の記事でも触れましたが、
私は、
会社員は、自分の一部分にすぎない
と思っています。
会社での自分。
家にいる自分。
親としての自分。
友人と話している自分。
好きなことをしている自分。
一人で何もせず過ごしている自分。
全部、自分です。
ところが仕事の時間が長いと、
いつの間にか、
「会社員としての自分=自分のすべて」
のように感じてしまうことがあります。
すると、
仕事がうまくいかないと人生までうまくいっていない気がする。
会社から評価されないと、自分に価値がないように感じる。
仕事がつまらないと、人生までつまらなく感じる。
でも、そこは分けていいと思います。
会社員としての今日は、ちょっとつまらなかった。
でも、
自分の人生としての今日は、悪くなかった。
そんな日があってもいいんです。
仕事は「人生の一部分」くらいでもいい
若い頃は、
仕事を通じて成長する。
仕事で成功する。
仕事で自分の価値を証明する。
そんな生き方が、自分を前へ進ませてくれたこともあったと思います。
でも40代になったら、
仕事との距離を少し変えてもいい。
仕事は大切。
生活のためにも必要。
きちんとやる。
でも、
人生の全部ではない。
そう思えるようになると、
「仕事をもっと面白くしなければ」
という焦りも少し小さくなるかもしれません。
仕事がつまらなくても、人生までつまらなくしなくていい
もし今、
「毎日、仕事がつまらないな」
と思っているなら、
すぐに、
「転職しなければ」
「もっとやりがいを探さなければ」
と考えなくてもいいと思います。
まず、
仕事以外の時間を見てみる。
自分が少し楽しみにしているものはないか。
落ち着ける時間はないか。
会いたい人はいないか。
やってみたいことはないか。
もし一つでもあれば、
そこを少し大切にしてみる。
仕事が面白い人生もいい。
仕事はそこそこで、
会社の外が面白い人生もいい。
どちらも、ちゃんと一つの生き方です。
仕事がつまらないからといって、
人生までつまらなくする必要はありません。
40代からは、
仕事を人生の中心から、少しだけ横へ置いてみる。
そんな選択肢があってもいいのだと思います。
それでも仕事を少し面白くしたいなら
ここまで、
仕事がつまらないからといって、
無理に仕事を好きになる必要はない。
仕事に人生全部を楽しませてもらわなくてもいい。
と書いてきました。
でも、
「そうは言っても、一日の多くを仕事に使っているんだから、もう少し面白くできたらな」
と思う人もいるでしょう。
その気持ちも、よく分かります。
ただ、
仕事を面白くするために、
いきなり大きなことを始めなくてもいいと思います。
新しい資格を取る。
大きな目標を立てる。
転職する。
副業を始める。
もちろん、それがやりたいならいい。
でも、
そこまでしなくても、
いつもの仕事を少しだけ違う角度からやってみる。
それだけで景色が変わることもあります。
① いつもの仕事の「やり方」を少し変えてみる
仕事そのものを変えるのは難しくても、
仕事のやり方なら少し変えられることがあります。
いつも使っている資料を整理してみる。
面倒だった作業を少し簡単にしてみる。
仕事の順番を変えてみる。
「これ、毎回やっているけど本当に必要なのかな」
と考えてみる。
大きな改善でなくても構いません。
自分が少し楽になる。
10分早く終わる。
誰かが少し使いやすくなる。
それくらいでもいい。
長く同じ仕事をしていると、
「仕事をこなす」ことが中心になります。
そこに、
「自分なら、どうやる?」
という視点を少し戻してみる。
それだけで、
いつもの仕事に小さな変化が生まれることがあります。
② 自分が知っていることを、誰かに渡してみる
40代になると、
自分では当たり前だと思っていることが増えています。
お客さんへの対応。
トラブルが起きたときの考え方。
社内で誰に相談すれば話が早いか。
仕事を進める順番。
失敗しやすいポイント。
若い頃の自分が知りたかったことを、
今の自分はたくさん知っています。
でも、
長くやっている本人にとっては、
それが「普通」になっている。
そこで、
自分の知っていることを誰かに少し渡してみる。
後輩から聞かれたら教える。
困っている人がいたら一言伝える。
自分が作った資料を共有する。
そんなことで十分です。
自分では何とも思っていなかった経験が、
誰かにとっては役に立つことがあります。
そして、
「自分ができるようになる」ところまで来た仕事には、
次に、
「誰かができるようになるのを手伝う」
という面白さがあるのかもしれません。
③ いつもと少し違う仕事をやってみる
もし職場で機会があるなら、
普段とは少し違う仕事に関わってみるのも一つです。
別の部署との仕事。
新しいお客さん。
小さなプロジェクト。
若手のサポート。
今まで担当していなかった業務。
ここでも、
大きな挑戦である必要はありません。
むしろ40代になると、
「新しいことをやるなら、ちゃんとやらなければ」
と思ってしまうことがあります。
でも、
ちょっとやってみる
くらいでいいと思います。
面白ければ続ける。
合わなければ戻る。
40代からの新しいことは、
必ず「次のキャリア」にしなくてもいい。
ただ、
昨日とは少し違う一日になる。
それだけでも十分です。
④ 自分だけの小さな目標を持ってみる
会社には会社の目標があります。
売上。
利益。
件数。
評価。
でも、
それとは別に、
自分だけの小さな目標があってもいいと思います。
今日は残業せず帰る。
この仕事を昨日より10分早く終える。
一つだけ後輩に任せる。
苦手な相手とも淡々と話す。
面倒な仕事を午前中に終わらせる。
一日、一回は誰かに「ありがとう」と言う。
そんなものでいい。
会社から評価されなくてもいい。
給料が上がらなくてもいい。
自分が「今日はこれができた」と思えるものを一つ作る。
仕事そのものが劇的に面白くならなくても、
毎日の小さな手応えにはなります。
⑤ 「面白くする」より「少し楽にする」でもいい
そして、
仕事がつまらないと感じている人に、
もう一つ試してほしいことがあります。
それは、
仕事を面白くするのではなく、
仕事を少し楽にすることです。
仕事がつまらない。
だから新しい刺激を入れよう。
もっと挑戦しよう。
もっと目標を持とう。
そう考えると、
結局また自分に仕事を増やしてしまうことがあります。
でも、
40代はもう十分いろいろやってきています。
だから、
新しいことを足すだけではなく、
減らしてもいい。
やらなくてもいい仕事はないか。
誰かに任せられる仕事はないか。
必要以上に気を使っていることはないか。
完璧にやろうとしていることはないか。
仕事が10%面白くなるより、
仕事が10%楽になる。
そのほうが、
毎日が少し良くなる人もいると思います。
「面白く働く」だけではなく、「機嫌よく働ける」くらいを目指す。
そんな選択肢もあります。
仕事を面白くするために、また頑張りすぎなくていい
40代で仕事がつまらなくなると、
「何か新しいことをしなければ」
と思うことがあります。
でも、
そのためにまた自分を追い込んでしまったら、
少し違う気がします。
仕事に飽きたから、
資格を取る。
副業を始める。
転職活動をする。
新しいプロジェクトに手を挙げる。
そして、
仕事以外の時間まで忙しくなる。
それで楽しいならいい。
でも、
苦しくなってしまうなら、
無理に変えなくてもいい。
以前の記事でも書いたように、
頑張れる方法より、続けられる方法を選ぶ。
それは、
仕事がつまらないときにも同じだと思います。
昨日と少し違えば、それくらいでいい
仕事を面白くするというと、
大きな変化が必要なように感じます。
でも、
毎日の仕事に必要なのは、
それほど大きな変化ではないのかもしれません。
昨日と少し違う仕事をした。
いつもと違う人と話した。
一つ仕事を減らした。
誰かに仕事を渡した。
少し早く帰れた。
それくらいでも、
「今日も昨日とまったく同じだった」
という感覚は少し薄くなります。
40代からは、
仕事を劇的に面白くしなくてもいい。
昨日とほんの少し違う今日を作る。
そのくらいの変化から始めてもいいのではないでしょうか。
仕事の外に「面白い」を作ってもいい
仕事がつまらない。
そう感じたとき、
私たちはつい、
「仕事を面白くするにはどうすればいいんだろう」
と考えます。
でも、
面白いものを必ず会社の中で探す必要はありません。
仕事がつまらないなら、
会社の外に「面白い」があってもいい。
むしろ40代からは、
そんな生き方も悪くないと思います。
何の役にも立たなくてもいい
大人になると、
何かを始めるときにも、
つい「意味」を求めてしまいます。
本を読むなら、
仕事に役立つ本。
勉強するなら、
資格につながる勉強。
パソコンを使うなら、
副業につながること。
運動するなら、
健康のため。
もちろん、
それも悪くありません。
でも、
すべての時間に意味を持たせなくてもいいと思います。
面白そうだから本を読む。
なんとなくギターを弾いてみる。
昔好きだった映画を見る。
行ったことのない喫茶店に入ってみる。
近所を歩いてみる。
庭やベランダで何か育ててみる。
写真を撮る。
文章を書く。
何もしないでコーヒーを飲む。
それが、
仕事にも役立たない。
お金にもならない。
誰からも評価されない。
それでも、
「なんか、ちょっと楽しいな」
と思えたら、それでいい。
人生には、
役に立たない時間があってもいいと思います。
「第二の仕事」にしなくてもいい
40代になると、
会社の外で何か始めようとすると、
「副業になるかな」
「将来の仕事になるかな」
と考えることがあります。
それも一つの選択肢です。
会社以外の収入源を持つことが、
将来の安心につながる人もいるでしょう。
でも、
会社の外で始めたものを、
必ず「第二の仕事」にしなくてもいいと思います。
好きで始めたことなのに、
アクセス数が気になる。
売上が気になる。
上達しているか気になる。
人から評価されるか気になる。
すると、
せっかく会社の外で見つけた楽しみが、
また「仕事」になってしまうことがあります。
だから最初は、
何者にもならなくていい。
ただ好きだからやる。
ただ面白そうだからやる。
それくらいでもいいのではないでしょうか。
「楽しみ」と呼べるほど立派なものでなくてもいい
そして、
「趣味を見つけよう」
と言われても、
困る人もいると思います。
「自分には趣味なんてないな」
と思うかもしれません。
でも、
立派な趣味でなくてもいいんです。
毎週楽しみにしているテレビ番組がある。
好きなYouTubeを見る。
休日に少し昼寝する。
お気に入りのラーメン屋へ行く。
コンビニで新しいお菓子を買う。
本屋をぶらぶらする。
子どもと遊ぶ。
犬と散歩する。
一人で車を運転する。
コーヒーを飲みながら、ぼーっとする。
そんな、
「ちょっと好きな時間」
が一つあればいい。
人生を劇的に変えるような趣味でなくても、
月曜日から金曜日までの間に、
「これがちょっと楽しみ」
と思えるものがある。
それだけで、
毎日の見え方は少し変わります。
会社以外にも、自分の時間を持っておく
仕事だけの生活になると、
会社で起きたことが、
その日のすべてになりやすくなります。
上司に嫌なことを言われた。
仕事で失敗した。
評価されなかった。
今日もつまらなかった。
すると、
そのまま一日全部が悪かったように感じてしまいます。
でも、
会社の外に自分の時間があると、
少し違います。
「今日は仕事では嫌なことがあったけど、帰ったらあれをしよう」
と思える。
会社での出来事と、
自分の人生の間に、
少し距離ができます。
これは、
仕事から逃げることではありません。
会社以外にも、自分の居場所を持っておく。
それだけです。
面白いものは、探しに行かなくてもいい
「人生をもっと楽しくしよう」
と言われると、
それも少し疲れます。
新しい趣味を探す。
新しい人に会う。
新しい場所へ行く。
新しいことに挑戦する。
もちろん、
やりたいならやってみればいい。
でも、
無理に「面白いもの探し」を始めなくてもいいと思います。
もしかすると、
すでに自分の生活の中にあるかもしれません。
休日になると、なぜかやっていること。
気づくと見ているもの。
昔から好きなもの。
誰にも言っていないけれど、少し楽しみにしていること。
そこに、
自分の「面白い」が隠れていることがあります。
だから、
新しい何かを見つけるより、
「自分は、どんな時間なら機嫌よく過ごせるんだろう」
と考えてみる。
それくらいからでいいと思います。
仕事がつまらないなら、人生の別の場所を面白くすればいい
仕事が面白くなれば、
それはそれでいい。
でも、
どうしても仕事が面白くならないこともあります。
そんなとき、
無理に会社の中だけで答えを探さなくてもいい。
仕事は仕事として続ける。
そして、
会社の外に、
自分がちょっと楽しみにできるものを持つ。
仕事で100点を取れなくても、
人生の別の場所に80点や90点があればいい。
会社に面白さがないなら、人生の別の場所に面白さを作ればいい。
そう考えると、
仕事との付き合い方も少し楽になります。
「明日も仕事か」の隣に、もう一つ予定を置いてみる
日曜日の夜、
「明日からまた仕事か……」
と思う。
その気持ちを完全になくすのは、
難しいかもしれません。
でも、
その隣に、
「水曜日は好きなものを食べよう」
「金曜日の夜は映画を見よう」
「土曜日は喫茶店に行こう」
そんな小さな予定を一つ置いてみる。
すると、
一週間が、
会社へ行くためだけの時間ではなくなります。
仕事の予定だけで埋まっていたカレンダーに、
自分のための予定が一つ入る。
それだけでもいいと思います。
40代からは、
仕事だけを面白くしようとしなくてもいい。
仕事はそこそこ。
でも、
仕事が終わったあとに少し楽しみがある。
そんな毎日も、
十分悪くありません。
「仕事がつまらない」だけで転職するべき?
仕事がつまらない。
毎日同じことの繰り返し。
成長している感じもしない。
このままあと10年、20年働くことを考えると、
少し気が遠くなる。
そんなとき、
「転職したら、何か変わるのかな」
と思うことがあります。
新しい会社。
新しい仕事。
新しい人間関係。
新しい環境。
確かに転職すれば、
今とは違う毎日になります。
でも、
「仕事がつまらない」という理由だけで、
すぐに会社を辞める必要はないと思います。
転職すれば、しばらくは新鮮になる
転職すると、
最初は分からないことばかりです。
新しい仕事を覚える。
新しい人の名前を覚える。
会社のルールを覚える。
新しいお客さんと話す。
それまでとは違う毎日になります。
だから、
今の仕事に飽きている人にとっては、
転職によって仕事が面白く感じられることもあるでしょう。
ただ、
その「新鮮さ」がずっと続くとは限りません。
新しい会社でも、
3年、5年と働けば仕事には慣れてきます。
最初は新鮮だった仕事も、
いつかは「いつもの仕事」になります。
もし今のつまらなさの原因が、
「仕事に慣れたこと」だけ
なのであれば、
転職しても何年か後に、
同じ気持ちになる可能性があります。
「つまらない」の奥に何があるかを見てみる
だから転職を考える前に、
一度、
「自分は何がつまらないんだろう」
と考えてみてもいいと思います。
ただ仕事に慣れただけなのか。
新しいことをやってみたいのか。
成長している感じが欲しいのか。
もっと給料が欲しいのか。
人間関係に疲れているのか。
会社から評価されないことが苦しいのか。
今の仕事そのものが自分に合っていないのか。
それとも、
仕事ではなく、
毎日の生活そのものに疲れているのか。
同じ「仕事がつまらない」でも、
中身はかなり違います。
ここが分からないまま会社だけ変えると、
転職したあとに、
「会社は変わったけど、なんだかまた同じだな」
となることもあります。
こんな「つまらない」なら、外を見てみてもいい
一方で、
「ただのマンネリだから我慢すればいい」
と決めつける必要もありません。
たとえば、
何年も同じ仕事をしていて、これからも仕事内容がほとんど変わりそうにない。
やってみたい仕事があるのに、今の会社ではその機会がない。
頑張っても待遇がほとんど変わらない。
会社の考え方と、自分が大切にしたいものが合わなくなってきた。
仕事がつまらないだけではなく、人間関係や働き方にも不満がある。
朝になると、会社へ行くこと自体がかなりつらい。
そんな状態なら、
今の会社以外を見てみることには意味があります。
ただし、
外を見ることと、今すぐ辞めることは別です。
求人を見る。
ほかの会社の働き方を調べる。
自分の経験がどんな仕事で活かせるのか調べる。
転職サイトに登録してみる。
誰かに相談してみる。
そこまでなら、
今の会社にいながらでもできます。
外を見た結果、
「やっぱり今の会社も悪くないな」
と思うことだってあります。
「辞めるか、我慢するか」の二択にしなくていい
仕事がつまらないと、
選択肢が二つしかないように感じることがあります。
このまま我慢して働く。
それとも、
会社を辞める。
でも、
その間にはいろいろな選択肢があります。
今の仕事のやり方を少し変える。
部署や担当を変えられないか考える。
仕事の比重を少し下げる。
会社の外に楽しみを作る。
副業を小さく始めてみる。
転職市場だけ見てみる。
キャリアについて誰かに相談してみる。
そして、
今の会社に残る。
これも、ちゃんと一つの選択肢です。
以前の記事でも、
40代で仕事がつらいときに考えたい選択肢をまとめています。


「辞めたいほどではない。でも、このままでいいのか分からない」
という人は、
いきなり答えを出すのではなく、
まず選択肢を増やしてみるのもいいと思います。
転職するかどうかを決める前に、外を知っておく
40代の転職を考えると、
どうしても慎重になります。
給料は下がらないか。
今までの経験は通用するのか。
新しい職場になじめるのか。
そもそも転職先があるのか。
家族の生活はどうなるのか。
だから、
簡単に「転職してみよう」とは言えません。
でも、
転職しないと決めるためにも、外を知っておくことは役に立ちます。
今の会社しか知らない状態では、
今の働き方がいいのか悪いのかも比べにくいからです。
外を見たうえで、
「今の会社で、もう少しやってみよう」
と思えたなら、
それも立派な答えです。
一人で考えても答えが出ないなら、相談してみてもいい
私自身、
仕事に疲れて、
これからどう働けばいいのか分からなくなったときに、
キャリアについて相談したことがあります。
そのとき、
「転職したほうがいいですよ」
と背中を押されたわけではありませんでした。
むしろ、
話を聞いてもらいながら、
今の仕事のことや、
自分が何に疲れているのかを整理していきました。
そして結果的に、
私はそのとき、
転職せず、今の会社に残ることを選びました。
相談したからといって、
転職しなければならないわけではありません。
むしろ、
自分一人ではごちゃごちゃしていた考えを、誰かと話しながら整理する。
そのために使ってもいいと思います。


「転職したい」と決めている人だけではなく、
「転職したほうがいいのか、自分でも分からない」
という人にも、相談という選択肢があります。
「このままでいいのかな」と思ったら、答えより選択肢を増やす
40代で仕事がつまらなくなると、
「このままでいいのかな」
という不安が出てきます。
でも、
その問いに、
今すぐ答えを出さなくてもいいと思います。
転職する。
今の会社に残る。
仕事のやり方を変える。
会社の外に楽しみを作る。
少し休む。
誰かに相談する。
いろいろな選択肢を見たうえで、
「今はここにいる」
と決めることもできます。
大切なのは、
つまらないから辞めることでも、
つまらなくても我慢することでもありません。
「ここしかない」と思わないこと。
今の会社にいながら、
ほかの道があることを知っておく。
それだけでも、
毎日の仕事との距離は少し変わるのではないでしょうか。
まとめ|仕事がつまらなくても、人生までつまらなくしなくていい
40代になって、
仕事がつまらないと感じる。
毎日、同じような仕事をする。
月曜日から金曜日まで働く。
週末が来る。
そして、
また月曜日が来る。
そんな日々を繰り返していると、
ふと、
「このままあと10年、20年働くのかな……」
と思うことがあります。
でも、
40代で仕事がつまらなくなるのは、
必ずしも悪いことではありません。
長く働いてきたから、
仕事ができるようになった。
いろいろなことを経験したから、
仕事の先も見えるようになった。
若い頃は、
先が分からないから不安だった。
でも40代になると、
先が分かるようになったから、退屈になる。
そんなこともあります。
仕事がつまらない自分を、責めなくていい
仕事に慣れた。
成長を感じにくくなった。
出世に興味がなくなった。
仕事の先に目標が見えなくなった。
仕事以外のことを大切にしたくなった。
「仕事がつまらない」の中には、
いろいろな気持ちがあります。
だから、
「自分はやる気がなくなった」
と決めつけなくてもいいと思います。
もしかすると、
仕事への情熱を失ったのではなく、
人生の中で、仕事の割合が少し小さくなっただけ
なのかもしれません。
無理に仕事を好きにならなくてもいい
仕事は、
面白いほうがいい。
やりがいも、
あったほうがいい。
でも、
必ずそうでなければならないわけではありません。
仕事はそこそこ。
きちんと働く。
給料をもらう。
そして、
会社を出たら自分の時間を過ごす。
そんな働き方もあります。
仕事に人生全部を楽しませてもらわなくていい。
仕事が70点でも、
人生のほかの場所に80点や90点があればいい。
会社員としての今日は、
ちょっとつまらなかった。
でも、
自分の人生としての今日は、
悪くなかった。
そんな日があってもいいと思います。
変えたいなら、小さく変えてみればいい
それでも、
「もう少し仕事を面白くしたい」
と思ったら、
いきなり人生を大きく変えなくてもいい。
いつもの仕事のやり方を少し変える。
誰かに自分の経験を渡してみる。
少し違う仕事をしてみる。
仕事を一つ減らしてみる。
昨日より少し早く帰る。
それくらいでもいい。
仕事が10%面白くなるより、
仕事が10%楽になる。
そのほうが、
これから長く働く自分には合っていることもあります。
40代からは、
頑張れる方法より、
続けられる方法を選ぶ。
そんな働き方があってもいいと思います。
面白いことは、会社の外にあってもいい
そして、
どうしても仕事が面白くならないなら、
会社の中だけで探さなくてもいい。
好きなものを食べる。
本を読む。
散歩する。
家族と過ごす。
映画を見る。
コーヒーを飲む。
何かを書く。
何もしない。
誰にも評価されない。
お金にもならない。
将来の役にも立たない。
それでも、
「この時間、ちょっと好きだな」
と思えるものがある。
それで十分です。
仕事がつまらないなら、
人生の別の場所に「面白い」を作ればいい。
「ここしかない」と思わなくてもいい
もちろん、
仕事がつまらないだけではなく、
人間関係もつらい。
働き方も合わない。
待遇にも納得できない。
この会社でこれから働いていく姿を、
どうしても想像できない。
そんなときは、
外を見てみてもいいと思います。
転職する。
今の会社に残る。
働き方を変える。
会社の外に別の軸を持つ。
誰かに相談する。
選択肢はいくつもあります。
今すぐ会社を辞めなくてもいい。
でも、
「ここしかない」と思わなくてもいい。
いろいろな選択肢を知ったうえで、
「今はここにいる」
と決めることだってできます。
これからの10年、20年は「仕事だけの時間」ではない
冒頭で、
「このままあと10年、20年働くのかな……」
と書きました。
そう考えると、
少し気が遠くなることがあります。
でも、
これからの10年、20年は、
仕事だけをする時間ではありません。
その間には、
まだ食べたことのないものもある。
行ったことのない場所もある。
読んでいない本もある。
出会っていない人もいる。
家族との時間もある。
一人で過ごす時間もある。
そして、
今はまだ知らない、
自分が面白いと思うものに出会うことだってあるかもしれません。
会社で過ごす時間は、
その中の一部分です。
だから、
仕事がつまらないからといって、
これからの10年、20年まで、
つまらないと決まったわけではありません。
仕事が面白い人生もいい。
仕事はそこそこで、
会社の外が面白い人生もいい。
どちらも、ちゃんと一つの生き方です。
仕事を人生の中心から、
少しだけ横へ置いてみる。
そして、
自分の人生のほうを少し眺めてみる。
40代からは、
そんな仕事との付き合い方があってもいいのではないでしょうか。
仕事がつまらなくても、人生までつまらなくしなくていい。
今日も、
自分なりの「ちょっと面白い」を一つ見つけられたら、
それくらいでいいのだと思います。
