40代で会社に居場所がないと感じたら|「自分は必要ない」と思う前に考えたいこと

40代 会社に居場所がない

40代になってから、

「なんとなく、会社に自分の居場所がない気がする」

そう感じることはありませんか。

若い頃は、目の前の仕事を覚えることに必死だった。

少しずつ仕事を任されるようになり、忙しいながらも、

「自分も会社の役に立っている」

と思えていた。

ところが40代になると、職場での景色が少し変わってきます。

若い社員が増えてくる。

同期が管理職になっていく。

自分より年下の上司ができる。

以前ほど仕事を任されなくなる。

職場での会話も、なんとなく減ってきた。

そんな小さな変化が重なると、

「この会社に、自分って必要なのかな」

と思ってしまうことがあります。

特に、長く会社員として働いてきた人ほど、

仕事を任されること。

評価されること。

頼られること。

役職が上がること。

そうしたものを「会社での自分の価値」と結びつけてしまうこともあると思います。

だから、以前ほど必要とされていないように感じると、

「自分はもう終わったのかな」

「会社のお荷物になっているのかな」

「このままここにいていいのかな」

と、不安になってしまう。

でも、

会社の中での役割が変わることと、自分自身の価値がなくなることは別です。

40代は、会社との付き合い方が変わり始める時期なのかもしれません。

これまでのように、

「もっと評価されなければ」

「もっと必要とされなければ」

と頑張り続けるだけではなく、

「これから、自分は会社とどんな距離で働いていきたいのか」

を考えてみてもいい。

この記事では、40代で「会社に居場所がない」と感じる理由と、そんなときに考えてみたいことを一緒に整理していきます。

会社に居場所がないと感じたからといって、すぐに辞める必要もありません。

反対に、つらいのに無理して居続ける必要もありません。

まずは、

「なぜ自分は、ここに居場所がないと感じているんだろう?」

そこから考えてみませんか。

常連客K

スキル・キャリアはあるんだから、ちょっとだけ考え方を変えてみてはどうでしょか( ^ω^)・・・

目次
  1. 40代になると「会社に居場所がない」と感じることがある
  2. 40代で会社に居場所がないと感じる5つの理由
  3. 「会社で必要とされること」と「自分の価値」は別
  4. 会社に居場所がないと感じたときに、まず試したい5つのこと
  5. それでも会社にいるのがつらいなら
  6. 転職するか残るか、一人で決められないときは
  7. まとめ|会社の中だけに、自分の居場所を作らなくてもいい

40代になると「会社に居場所がない」と感じることがある

20代、30代の頃は、

「早く仕事を覚えよう」

「もっと結果を出そう」

「会社から認められたい」

そんな気持ちで働いていた人も多いのではないでしょうか。

任される仕事が増える。

後輩ができる。

少しずつ給料が上がる。

できなかったことが、できるようになる。

大変なことはあっても、

「前に進んでいる」

という感覚がありました。

ところが40代になると、その景色が少しずつ変わってきます。

同じ40代でも、会社での立場に差が出てくる

同期だった人が管理職になる。

年下だった社員が昇進していく。

自分は以前とあまり変わらない仕事をしている。

そんな状況になると、どうしても周りと比べてしまうことがあります。

「自分は何をやってきたんだろう」

「もう会社から期待されていないのかな」

「この先もずっと、このままなのかな」

若い頃は横一線だったように見えた同僚たちも、40代になるとそれぞれ違う場所に立っています。

だからこそ、

自分だけ取り残されたように感じてしまう。

そんなこともあると思います。

若手が活躍するほど、自分の役割が分からなくなる

会社には、次々と若い社員が入ってきます。

仕事を覚えるのも早い。

新しいツールにも詳しい。

自分が時間をかけて覚えたことを、あっという間に身につけていく。

そんな姿を見ていると、

常連客K

もう自分がいなくても仕事は回るんじゃないか

と思ってしまうことがあります。

でも、本来それは悪いことではありません。

若い人が育ち、仕事を任せられるようになるのは、会社としては自然なことです。

それでも、

「頼られること=自分の居場所」

になっていると、頼られる機会が減ったときに、自分の存在まで小さくなったように感じてしまいます。

40代になると「これから」が見えにくくなる

20代なら、

「これから仕事を覚えていこう」

30代なら、

「もう一段上を目指そう」

という目標を持ちやすかったかもしれません。

でも40代になると、

「じゃあ、この先は?」

と考えたときに、急に答えが見えなくなることがあります。

管理職を目指すのか。

今の仕事を続けるのか。

転職するのか。

もっと違う働き方を探すのか。

そもそも、出世したいのかどうかも分からない。

まだ会社員人生は続く。

でも、若い頃のように、

「とにかく上を目指せばいい」

とも思えなくなってくる。

その宙ぶらりんな感じが、

「会社に自分の居場所がない」

という感覚につながっていることもあると思います。

「会社に居場所がない」の正体は、一つではない

そして大切なのは、

「居場所がない」と感じる理由は、人によって違う

ということです。

本当に職場の人間関係で孤立している人もいるでしょう。

思うように評価されなくなった人もいる。

仕事を任されなくなった人もいる。

出世競争から降りたことで、目標を見失っている人もいる。

あるいは、

会社そのものは何も変わっていないのに、

自分が仕事に求めるものが変わってきた

ということもあります。

だから、

「会社に居場所がない」

と感じたときに、すぐ、

「じゃあ転職しよう」

と考える必要はありません。

まずは、

自分は会社の何に対して「居場所がない」と感じているのか。

そこを少し分けて考えてみる。

理由が分かれば、

会社を辞めなくても変えられることなのか。

少し距離を取ったほうがいいのか。

それとも、新しい環境を考えたほうがいいのか。

次の選択肢も見えやすくなります。

そこで次は、40代が「会社に居場所がない」と感じやすい理由を、もう少し具体的に5つに分けて考えてみます。

40代で会社に居場所がないと感じる5つの理由

「会社に居場所がない」

そう感じる理由は、人によって違います。

本当に職場で孤立している場合もあれば、周りとの関係は悪くないのに、なぜか自分だけ取り残されているように感じることもあります。

40代になると、会社の中での立場も、仕事に対する自分の考え方も少しずつ変わってきます。

まずは「辞める・辞めない」を考える前に、

自分はなぜ、ここに居場所がないと感じているのか。

その理由を整理してみましょう。

① 若手が中心になり、自分の役割が分からなくなった

若い頃は、

「これをやっておいて」

「次はこの仕事を覚えて」

と、会社から役割を与えられることが多かったと思います。

ところが40代になると、その役割が少し曖昧になってきます。

若手が育ち、自分がやっていた仕事を任せられるようになる。

新しいプロジェクトでは、自分より若い社員が中心になる。

以前なら自分に来ていた相談が、別の人に行くようになる。

そんなことが続くと、

「自分は何のためにここにいるんだろう」

と思ってしまうことがあります。

でも、若手に仕事を任せられるようになったことは、本来なら悪いことではありません。

問題なのは、

これまでの役割が減ったあとに、新しい役割が見つからないこと

なのかもしれません。

40代になると、「自分が全部やる」から「誰かができるようにする」へ役割が変わることもあります。

目立たなくなったからといって、必要とされなくなったとは限りません。

② 出世する人と、しない人がはっきりしてくる

40代になると、同期の中でも立場に差が出てきます。

課長になる人。

部長になる人。

大きな仕事を任される人。

一方で、自分は役職が変わらない。

そんな状況になると、

「自分は会社から評価されなかったのかな」

と思うことがあります。

特に若い頃から、

「頑張っていれば、いつか評価される」

と思って働いてきた人ほど、その差を重く感じるかもしれません。

出世した同期を見るたびに、

「自分は負けたのかな」

「会社員として失敗したのかな」

そんな気持ちになることもあります。

でも40代になると、少し違う問いも出てきます。

「そもそも、自分は本当に出世したかったのだろうか?」

役職が上がれば、責任も増えます。

部下の管理も増える。

会社と現場の間に立つことも増える。

給料だけでは測れないものがあります。

出世できなかったことがつらいのか。

出世したかったのに評価されなかったことがつらいのか。

それとも、

「出世することが正解」という空気から外れたことが不安なのか。

ここを分けて考えると、自分の本当の気持ちが少し見えてくることがあります。

③ 以前ほど仕事を任されなくなった

若い頃は、

「忙しい=必要とされている」

と感じることもありました。

仕事をたくさん任される。

困ったときに呼ばれる。

残業してでも仕事を終わらせる。

大変だけれど、

「自分がいないと困る」

という感覚が、自信につながっていたこともあると思います。

ところが40代になって、仕事を任される量が減ってくる。

以前なら自分が担当していた仕事を若手がやっている。

会議に呼ばれなくなる。

すると、

「もう期待されていないのかな」

と思ってしまう。

でも、ここで少し考えてみたいことがあります。

忙しいことと、価値があることは同じでしょうか。

たくさん仕事を抱えているから価値がある。

いつも誰かに頼られているから価値がある。

もしそうだとしたら、仕事を減らすことが怖くなってしまいます。

40代からは、

「どれだけ仕事を抱えるか」ではなく、「どんな仕事を引き受けるか」

という働き方に変えていってもいいのかもしれません。

④ 職場の人間関係から少し距離ができた

40代になると、職場での人間関係も変わります。

若手とは年齢が離れてくる。

上司が年下になることもある。

同期は管理職になり、以前のように気軽に話せなくなる。

後輩には後輩のコミュニティがある。

気づけば、

「自分はどこに入ればいいんだろう」

という状態になることがあります。

別に嫌われているわけではない。

誰かと大きなトラブルがあるわけでもない。

でも、

なんとなく輪の外にいる。

この「なんとなく」が、意外とつらいものです。

ただ、40代になると、職場の全員と仲良くする必要もなくなってきます。

一人でも話せる人がいる。

仕事の相談ができる人がいる。

挨拶を交わせる人がいる。

それくらいの距離感でもいい。

「会社に居場所がある=職場の中心にいる」ではありません。

静かな居場所があってもいいと思います。

⑤ 「昔の自分」と今の自分を比べてしまう

そして、もう一つ。

40代になると、

周りの人だけではなく、昔の自分と比べてしまうことがあります。

昔はもっと働けた。

昔はもっと評価されていた。

昔は仕事を任されていた。

昔は会社に行くことが楽しかった。

昔はもっと頑張れた。

だから今の自分を見ると、

「自分はダメになったのかな」

と思ってしまう。

でも、人はずっと同じではありません。

年齢も変わる。

家庭環境も変わる。

体力も変わる。

大切にしたいものも変わります。

20代、30代の頃と同じように働けないからといって、

今の自分の価値が下がったわけではありません。

むしろ40代になったからこそ、

「もっと頑張れるか」

ではなく、

「この働き方を、この先も続けたいか」

を考えてみてもいいのだと思います。

居場所を失ったのではなく、これまでの居場所が合わなくなったのかもしれない

ここまで5つの理由を見てきました。

若手が中心になった。

出世から外れた。

仕事を任されなくなった。

人間関係が変わった。

昔のように働けなくなった。

そんな変化が重なると、

「会社に自分の居場所がない」

と思ってしまうことがあります。

でも、もしかすると、

居場所そのものを失ったわけではないのかもしれません。

若い頃に作った、

「たくさん働く自分」

「頼られる自分」

「評価される自分」

「出世を目指す自分」

という居場所が、今の自分には少し合わなくなってきただけかもしれない。

だったら、

昔の居場所へ無理に戻ろうとするのではなく、

今の自分に合う居場所を、もう一度作っていけばいい。

40代は、そんな働き方への切り替え時期なのかもしれません。

「会社で必要とされること」と「自分の価値」は別

「会社に居場所がない」

と感じると、

「もっと会社から必要とされる人間にならなければ」

と思ってしまうことがあります。

もっと成果を出さなければ。

もっと頼られなければ。

もっと役に立たなければ。

もう一度、会社から評価されなければ。

そうやって失いかけた居場所を取り戻そうとする。

でも私は、

無理に「必要とされる自分」に戻らなくてもいいのではないか

と思っています。

必要とされることは、うれしい

もちろん、会社から必要とされるのはうれしいことです。

「これ、お願いできますか?」

「橘さんがいてくれて助かりました」

そんな言葉をもらえば、やっぱりうれしい。

自分の仕事が誰かの役に立ったと感じられることは、働くうえで大きな喜びだと思います。

だから、

「会社から必要とされたい」

と思うこと自体が悪いわけではありません。

ただ、

必要とされなければ、自分には価値がない。

となってしまうと、少し苦しくなります。

会社の評価は、会社の都合でも変わる

会社での評価は、ずっと同じではありません。

会社の方針が変わる。

上司が変わる。

部署が変わる。

求められる仕事が変わる。

新しい技術が入ってくる。

若い社員が育ってくる。

昨日まで重宝されていた経験が、数年後にはそれほど求められなくなることもあります。

反対に、それまで目立たなかった経験が急に必要になることもあります。

つまり、

会社から必要とされるかどうかは、自分の努力だけでは決まらない

ということです。

会社という場所の中で、そのとき何が必要なのかによって評価は変わります。

それなのに、

会社からの評価が下がったとき、

「自分の価値まで下がった」

と思ってしまったら、あまりにも苦しい。

「役に立つ自分」だけを居場所にしない

長く会社員をしていると、

「役に立つこと」が自分の居場所になっていることがあります。

仕事をたくさん抱えている。

困ったときに呼ばれる。

難しい仕事を任される。

残業してでも仕事を終わらせる。

そうやって、

「自分がいないと困る状態」

を作ることで、安心していたのかもしれません。

私も、頼られればうれしいです。

仕事を任されれば、

「よし、やろう」

と思います。

でも40代になって考えるのは、

ずっと「自分がいないと困る人」でいなければならないのだろうか

ということです。

自分が休んでも仕事が回る。

若い人が自分の仕事をできるようになる。

以前ほど自分が前に出なくても、会社は普通に動いている。

それは、

自分が必要なくなった証拠ではなく、仕事がちゃんと引き継がれている証拠

でもあります。

「いなくても会社は回る」は、悪いことではない

少し寂しく聞こえるかもしれませんが、

たぶん、ほとんどの会社は誰か一人がいなくても回っていきます。

私が休んでも。

上司が休んでも。

誰かが退職しても。

しばらくすれば、会社は新しい形で動き始めます。

昔の私は、

「自分がいないと困る存在になりたい」

と思っていたような気がします。

でも今は、

「自分がいなくても回るなら、それでいいか」

と思えるようになりました。

そのほうが、休めます。

人に任せられます。

全部を背負わなくて済みます。

そして何より、

会社だけに、自分の存在価値を預けなくて済みます。

会社員は、自分の一部分にすぎない

会社にいる時間は長いです。

だから、会社で評価されないと、

人生そのものを否定されたように感じてしまうことがあります。

でも会社を一歩出れば、

自分には別の顔があります。

家族の中の自分。

友人といるときの自分。

好きなことをしている自分。

一人でコーヒーを飲んでいる自分。

誰にも評価されていない自分。

その全部が自分です。

会社員としての自分は大切です。

でも、

会社員だけが自分ではありません。

会社で役職がつかなかったからといって、人としての価値が下がるわけではない。

以前ほど仕事を任されなくなったからといって、自分の人生まで小さくなるわけではない。

若い社員に仕事を譲ったからといって、自分の役目が終わったわけでもありません。

40代からは「必要とされる」より「無理なくいられる」へ

若い頃は、

「会社から必要とされたい」

という気持ちが、自分を前へ進ませてくれたのかもしれません。

それで頑張れた時期もあった。

だから、それまでの働き方を否定する必要はないと思います。

ただ、40代になった今も、

同じ方法で自分の居場所を守り続けなくてもいい。

これからは、

「どれだけ必要とされるか」より、「ここで無理なく働けるか」

を大切にしてもいいのではないでしょうか。

誰よりも仕事を抱えなくてもいい。

職場の中心にいなくてもいい。

出世競争から少し離れてもいい。

「自分がいなければ困る」と言われなくてもいい。

ちゃんと仕事をして、

誰かと挨拶をして、

必要なときには少し助け合って、

一日の仕事を終えて家に帰る。

そんな会社との付き合い方だってあります。

会社の中で、自分の価値を証明し続けなくていい

もし今、

「会社に自分の居場所がない」

と感じているなら、

もう一度会社から必要とされるために、無理して頑張る前に考えてみてほしいことがあります。

本当に必要なのは、「昔の居場所を取り戻すこと」でしょうか。

もしかすると、

今の自分に合った会社との距離を見つけることなのかもしれません。

会社から必要とされることは、うれしい。

評価されれば、やっぱりうれしい。

でも、

それがなくなったからといって、

自分の価値までなくなるわけではありません。

会社で必要とされることと、自分の価値は別です。

そう思えるようになると、

「会社に居場所を作らなければ」

と必死にならなくても、

今いる場所で、少しだけ楽に働けるようになるのかもしれません。

会社に居場所がないと感じたときに、まず試したい5つのこと

会社に居場所がないと感じると、

「もっと周りとコミュニケーションを取らなければ」

「もっと仕事で結果を出さなければ」

「自分から存在感を出さなければ」

と考えてしまうことがあります。

もちろん、それで状況が変わることもあるでしょう。

でも、ただでさえ会社にいることがしんどいのに、

居場所を作るために、さらに頑張らなければならない。

それでは、少し疲れてしまいます。

だからここでは、

「会社からもっと必要とされる方法」

ではなく、

今の自分のままで、少し働きやすくするためにできること

を考えてみます。

① 「会社に居場所がない」と感じる理由を書き出してみる

まず、

「会社に居場所がない」

という大きな悩みを、少しだけ分解してみます。

たとえば、

・仕事を任されなくなった
・上司から評価されていない
・同期が出世して焦っている
・若い社員との会話に入りにくい
・仕事そのものに興味がなくなった
・会社の雰囲気が合わなくなった

同じ「居場所がない」でも、理由によってできることは変わります。

人間関係が原因なら、付き合い方を変える方法があるかもしれない。

仕事の内容が原因なら、部署や役割を変える方法があるかもしれない。

評価が原因なら、

「本当に評価されたいのか」

から考えてみてもいい。

大切なのは、

「居場所がない」という言葉だけで、自分の会社員人生すべてを否定しないことです。

一つずつ分けてみると、

「会社そのものが嫌なのではなく、この仕事がつらかったんだ」

と気づくこともあります。

② 「会社からどう見られているか」から少し離れてみる

会社にいると、

上司からどう見られているか。

同僚からどう見られているか。

後輩からどう見られているか。

どうしても気になります。

「あの人は仕事ができる」

「あの人は出世した」

「あの人は期待されている」

そんな周りの評価と自分を比べていると、だんだん苦しくなります。

そこで一度、

「会社からどう見られているか」ではなく、「自分はどう働きたいのか」

を考えてみます。

出世したいのか。

今の仕事を続けたいのか。

収入を守りながら、少し楽に働きたいのか。

家族との時間を増やしたいのか。

仕事以外にやりたいことがあるのか。

会社からの評価ではなく、

自分の基準を一つ持っておく。

それだけでも、周りの景色は少し変わります。

③ 職場の中心にいようとしない

「会社に居場所がある人」と聞くと、

職場のみんなから頼られている。

会議で中心になっている。

後輩から慕われている。

そんな人を想像するかもしれません。

でも、全員が職場の中心にいる必要はありません。

むしろ40代になったら、

少し端っこにいるくらいが、ちょうどいいこともあります。

無理に飲み会へ行かなくてもいい。

若い人たちの会話に頑張って入らなくてもいい。

いつも誰かと一緒にいなくてもいい。

仕事で必要なことはきちんと話す。

困っている人がいたら、できる範囲で手を貸す。

自分が困ったら、誰かに助けてもらう。

それくらいでも、十分だと思います。

職場の真ん中だけが、居場所ではありません。

端っこにも、ちゃんと居場所はあります。

④ 小さな「役に立てること」を一つだけ持っておく

会社から必要とされるために、

何でもできる人になる必要はありません。

でも、

「これは自分なら少し分かる」

というものが一つあると、働きやすくなることがあります。

長く働いているから知っていること。

昔から付き合いのある取引先のこと。

トラブルが起きたときの対応。

若い社員が困ったときに教えられること。

目立つ仕事ではなくても構いません。

40代まで働いてきた人には、

履歴書には書きにくいけれど、

長く働いたからこそ身についたもの

が意外とあります。

ただし、

ここでも「必要とされなければ」と頑張りすぎなくて大丈夫です。

会社のすべてを背負うのではなく、

「これくらいなら、自分にもできる」

という小さな役割が一つあればいい。

それくらいの距離感でいいと思います。

⑤ 会社の外にも、小さな居場所を作る

そして私は、これが意外と大切だと思っています。

会社に居場所がないと感じたとき、

会社の中だけで居場所を探さなくてもいい。

家族との時間。

昔からの友人。

趣味。

運動。

地域のつながり。

好きな店。

副業。

ブログを書くことでもいい。

会社とは関係のない場所で、

「ここにいると少し落ち着く」

と思える時間を持っておく。

会社が人生のほとんどを占めていると、

会社でうまくいかなくなっただけで、

人生そのものがうまくいっていないような気持ち

になることがあります。

でも、会社の外に居場所が一つあるだけで、

「まあ、会社は会社か」

と思えることがあります。

会社で評価されなかった日も、

会社で少し嫌なことがあった日も、

会社を出れば別の自分に戻れる。

それは逃げではありません。

むしろ、

会社だけに自分の人生を預けないための方法

なのだと思います。

「会社に居場所を作る」より、「自分の居場所を増やす」

40代で会社に居場所がないと感じたとき、

必ずしも、

「もう一度、会社の中心へ戻らなければ」

と考える必要はありません。

会社との距離を少し変えてみる。

自分なりの小さな役割を持つ。

会社からの評価だけで自分を見ない。

そして、

会社の外にも居場所を作ってみる。

そう考えると、

選択肢は少し増えてきます。

若い頃は、

会社の中に自分の居場所を作ること

に一生懸命だったかもしれません。

でも40代からは、

会社も、自分の居場所の一つくらいでいい。

会社員である自分。

家にいる自分。

好きなことをしている自分。

誰にも評価されていない自分。

いろいろな自分がいていい。

会社に大きな居場所を一つ作るより、

人生の中に、小さな居場所をいくつも持っておく。

そんな働き方、生き方もあるのではないでしょうか。

それでも会社にいるのがつらいなら

ここまで、

会社からどう見られているかだけで自分を判断しない。

職場の中心にいようとしない。

小さな役割を一つ持ってみる。

会社の外にも居場所を作る。

そんな方法を考えてきました。

それだけで、

「少し楽になった」

と思える人もいるかもしれません。

でも、

それでも会社にいること自体がつらい。

そんなこともあると思います。

考え方を変えるだけでは、どうにもならないこともある

人間関係が悪い。

上司とどうしても合わない。

会社の方針についていけない。

仕事そのものが自分に合わなくなった。

毎朝、会社へ行くことを考えるだけで憂うつになる。

そういう状況なら、

「気にしなければいい」

「考え方を変えればいい」

だけでは解決できないこともあります。

会社に居場所がないと感じている人に、

「もっと周りとうまくやりましょう」

「自分から居場所を作りましょう」

と言うのは簡単です。

でも、

自分ばかりが頑張らなければ成立しない居場所なら、本当にそこに居続ける必要があるのか。

それも考えていいと思います。

「残る」ことも「離れる」ことも選択肢

会社に居場所がないと感じたとき、

選択肢は「転職」だけではありません。

今の会社に残る。

部署を変える。

仕事の量を減らす。

働き方を変える。

会社との距離を少し取る。

転職先を探してみる。

副業を始めてみる。

誰かに相談してみる。

いろいろあります。

大切なのは、

「ここに居続けるしかない」と思わないことです。

だからといって、

「つらいなら今すぐ辞めよう」

という話でもありません。

40代になると、生活があります。

家族がいる人もいる。

住宅ローンや教育費がある人もいるでしょう。

勢いだけでは動けないのが、40代でもあります。

だから、

今すぐ会社を辞めなくてもいい。でも、今の会社しかないと思わなくてもいい。

その間に、いくつもの選択肢があります。

会社に残りながら、外を見てみてもいい

私は、

会社を辞めるかどうか決める前に、

一度、会社の外を見てみる

のもいいと思っています。

求人を見るだけでもいい。

転職サイトに登録するだけでもいい。

自分と同じ年代の人が、どんな働き方をしているのか調べてもいい。

副業について調べてもいい。

誰かに仕事のことを話してみてもいい。

別に、転職する必要はありません。

外を見た結果、

「やっぱり今の会社でいいか」

と思うことだってあります。

それも立派な答えです。

会社の中だけで悩んでいると、

「ここで何とかするしかない」

と思ってしまいます。

でも一度外を見てみると、

「ここにいてもいいし、ここを出てもいい」

と思えるようになることがあります。

実際に会社を辞めなくても、

「いつでも選べる」

と思えるだけで、少し気持ちが楽になることもあります。

「逃げるか、耐えるか」の二択にしなくていい

仕事がつらいと、

どうしても、

「辞めたら逃げなのかな」

「でも、このまま耐えるのもしんどい」

という二択になってしまいます。

常連客K

頑張るのが当たり前のロスジェネ世代は特にそう思いがち…

でも、働き方にはもっと途中があります。

今は残る。

少し仕事を減らす。

異動を相談する。

外の求人を見てみる。

キャリアについて誰かと話してみる。

半年後にもう一度考える。

そんな選び方でもいい。

人生の大きな決断を、今日しなくてもいいんです。

今できることは、

「会社を辞めること」ではなく、

選択肢を一つ増やすこと

なのかもしれません。

「ここしかない」が、「ここもある」に変わればいい

会社に居場所がないと感じながら、

「でも、ここで働くしかない」

と思っていると、会社という場所がどんどん大きく見えてきます。

  • 会社で評価されなければ終わり。
  • 会社で居場所がなければ終わり。
  • この会社を辞めたら終わり。

でも、そんなことはありません。

今の会社も、一つの選択肢。

転職することも、一つの選択肢。

残ることも、一つの選択肢。

少し休むことも、一つの選択肢。

誰かに相談することも、一つの選択肢です。

「ここしかない」ではなく、「ここもある」。

そう思えるだけでも、

会社との距離は少し変わります。

もし、

「今の会社に残るか、環境を変えるか」

まだ答えが出ていないなら、急いで決めなくて大丈夫です。

40代の働き方には、転職する・しないだけではない選択肢があります。

👉 「40代で仕事がつらいときに考えたい7つの選択肢|辞める前にできること」

こちらの記事では、今の会社にいながら考えられることも含めて、7つの選択肢を整理しています。

転職するか残るか、一人で決められないときは

会社に居場所がない。

このまま働き続けるのもしんどい。

でも、転職したいのかと聞かれると、それもよく分からない。

そんな状態になることがあります。

「辞めたい」

「でも辞めるのは怖い」

「このままでも嫌だ」

いろいろな気持ちが頭の中をぐるぐる回って、

自分がどうしたいのか、自分でも分からなくなる。

そんなときは、無理に一人で答えを出さなくてもいいと思います。

誰かに話すと、自分の気持ちが見えてくることがある

悩んでいるとき、

私たちは頭の中で何度も同じことを考えます。

「転職したほうがいいのかな」

「でも40代だし……」

「今の会社に残ったほうがいいのかな」

「でも、このままずっと働くのもしんどい」

考えているつもりなのに、同じ場所をぐるぐる回ってしまう。

そんなとき、

誰かに話してみるだけで、自分の考えていたことが少し整理されることがあります。

友人でもいい。

家族でもいい。

信頼できる同僚でもいい。

そして、

仕事のことだからこそ、会社とは関係のない第三者に話してみる

という方法もあります。

私も、仕事がつらかったときにキャリア相談を利用しました

私自身、以前、

仕事でかなり疲れていた時期に、キャリア相談を利用したことがあります。

その頃は通常の仕事に加えて、部署をまたぐような仕事も抱えていて、かなり余裕がなくなっていました。

「このまま働き続けていいのかな」

とは思う。

でも、

「じゃあ転職したいのか」

と聞かれると、それも分からない。

正直なところ、

転職するかどうかを冷静に考えられる状態ではなかった

のだと思います。

そんなときに、キャリア相談で今の状況を話しました。

担当してくれた方は、

「転職したほうがいいですよ」

とは言いませんでした。

まず私の話を聞いてくれました。

そして、

今は通常とは違う仕事を抱えている。

その状況が落ち着いたあと、

普段の仕事に戻ったときに、自分がどう感じるのかを見てみてもいいのではないか。

そんなふうに整理してくれました。

その言葉を聞いて、

「ああ、今すぐ答えを出さなくてもいいのか」

と、少し気持ちが楽になったことを覚えています。

相談した結果、「転職しない」でもいい

結局、私はそのとき転職しませんでした。

通常の仕事に戻ってみると、

「この仕事は、まだ嫌いじゃないな」

と思えたからです。

もし一人だけで考えていたら、

疲れ切った状態で、

「もう会社を辞めるしかない」

と考えていたかもしれません。

だから私は、

キャリア相談というと、

「転職するために利用するもの」

と思われがちですが、それだけではないと思っています。

今の会社に残るのか。

転職するのか。

働き方を少し変えるのか。

そもそも何がつらいのか。

それを整理するために利用する方法もあります。

相談した結果、

「今の会社に残る」

という答えになってもいいんです。

答えをもらうのではなく、選択肢を整理する

もちろん、誰かに相談すれば、

「あなたはこうするべきです」

という正解がもらえるわけではありません。

最後に決めるのは自分です。

でも、

一人では見えなくなっていた選択肢を、一緒に整理してもらうことはできます。

今の会社に残る。

転職する。

部署を変える。

少し仕事との距離を取る。

今は何も決めない。

どれが正解かではなく、

「自分には何が選べるのか」

が見えてくるだけでも、気持ちは少し変わります。

「会社に居場所がない」

と感じているときほど、

会社の中だけで答えを探してしまいがちです。

でも、会社の外にいる人と話すことで、

違う景色が見えることもあります。

転職を決める前に、相談してみるという選択肢

「この会社に、このままいていいのかな」

「転職したほうがいいのかな」

「でも、自分が本当はどうしたいのか分からない」

そんな状態なら、

今すぐ転職を決める必要はありません。

まず、

自分の気持ちと選択肢を整理するために、誰かに話してみる。

それも一つの方法です。

私自身、相談した結果、転職しないという選択をしました。

だからこそ、

「転職するかどうか決めてから相談する」のではなく、

「決められないから相談する」でもいい

と思っています。

40代で利用できるキャリア相談については、こちらの記事でまとめています。

👉 「40代のキャリア相談おすすめ|転職するか迷っている人へ」

転職すると決めていなくても利用できるサービスを中心に紹介していますので、

「一人で考えていても答えが出ない」

というときの選択肢として、参考にしてみてください。

まとめ|会社の中だけに、自分の居場所を作らなくてもいい

40代になって、

「会社に自分の居場所がない」

と感じることがあります。

若い社員が中心になっていく。

同期が出世していく。

以前ほど仕事を任されなくなる。

職場の人間関係も少しずつ変わっていく。

そんな変化が重なると、

「自分はもう、この会社に必要ないのかな」

と思ってしまうこともあるでしょう。

でも、この記事で一番伝えたかったのは、

会社で必要とされることと、自分の価値は別だということです。

会社の評価は、会社の都合でも変わります。

上司が変われば、評価が変わることもある。

会社の方針が変われば、求められる人も変わる。

昨日まで評価されていた仕事が、明日はそれほど評価されなくなることだってあります。

そんな会社の評価だけに、

自分の価値まで預けなくてもいいと思います。

会社員は、自分の一部分にすぎない

会社で評価される自分。

仕事を任される自分。

誰かから頼られる自分。

それも、もちろん自分です。

でも、それだけが自分ではありません。

家に帰れば、また違う自分がいる。

家族と過ごしている自分。

好きなことをしている自分。

一人でのんびりしている自分。

何の役にも立っていない自分だっている。

その全部が自分です。

だから、

会社で少し居場所がなくなったからといって、

人生の居場所までなくなったわけではありません。

居場所は、一つでなくていい

若い頃は、

会社の中に自分の居場所を作ることに、一生懸命だったかもしれません。

評価されること。

出世すること。

仕事を任されること。

頼られること。

それが自分の居場所を作ってくれた時期もあったと思います。

その働き方を否定する必要はありません。

ただ40代からは、

少し違う居場所があってもいい。

会社の中では、職場の端っこに小さな居場所がある。

家に帰れば、また別の居場所がある。

休日には、好きなことをする居場所がある。

会社とは関係のない人と話せる場所がある。

そんなふうに、

人生の中に、小さな居場所をいくつも持っておく。

それでもいいのだと思います。

「ここしかない」から、「ここもある」へ

もちろん、

今の会社で働き続けるという選択肢もあります。

無理に転職する必要はありません。

今の仕事を続けながら、

会社との距離を少し変えてみる。

それだけで楽になることもあります。

一方で、

どうしても今の会社にいることがつらいなら、

別の場所を見てみてもいい。

転職する。

部署を変える。

働き方を変える。

誰かに相談する。

まだ何も決めない。

どれも選択肢です。

大切なのは、

「ここしかない」と思わないこと。

今の会社だって、

人生にあるいくつもの場所の中の一つです。

「ここしかない」ではなく、「ここもある」。

そう思えるようになるだけでも、

会社との付き合い方は少し変わるのではないでしょうか。

もう一度、必要とされる人に戻らなくてもいい

もし今、

「会社に居場所がない」

と感じているなら、

以前のように必要とされる自分へ戻ろうと、無理に頑張らなくてもいいと思います。

もっと仕事を抱えなくてもいい。

もっと目立たなくてもいい。

職場の中心に戻らなくてもいい。

出世しなくてもいい。

今の自分に合った場所で、

今の自分にできる仕事をして、

一日を終える。

そんな働き方だってあります。

40代からは、

「会社から必要とされる自分」ではなく、「自分が無理なくいられる場所」を探してもいい。

その場所は、

今の会社の中にあるかもしれません。

会社の外にあるかもしれません。

まだ見つかっていないだけかもしれません。

だから、

今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。

会社に居場所がないと感じた日は、

「自分には価値がない」

ではなく、

「今の自分に合う居場所は、ほかにもあるかもしれない」

と考えてみる。

それも、40代からの一つの選択肢です。