以前の私は、
「自分がやらなきゃ。」
と思っていました。
頼まれたら自分でやる。
困っている人がいたら、自分が助ける。
仕事が遅れていたら、自分が何とかする。
そうやって、
気がつけば、
たくさんの仕事を抱えていました。
「自分がやったほうが早い。」
「人にお願いするより、自分でやったほうが確実。」
そんなことを思っていたんだと思います。
でも最近、
少しずつ考え方が変わってきました。
自分がやらなくても、
意外となんとかなる。
むしろ、
人に任せたほうが、
うまくいくことさえある。
そんなことに、
少しずつ気づいてきたのです。
何でも自分でやろうとしていた
若い頃の私は、
仕事を抱えることに、
あまり疑問を持っていませんでした。
頼まれたら、
「はい、やります。」
困っている人がいたら、
「自分がやります。」
分からないことがあっても、
まず自分で調べる。
時間がなくても、
何とか自分で片付ける。
「自分が頑張れば何とかなる。」
そう思っていました。
もちろん、
責任を持って仕事をすることは大切です。
でも、
いつの間にか、
「責任を持つこと」と
「全部自分で抱えること」が、
自分の中で同じになっていたのかもしれません。
今思えば、
それでは疲れて当然ですよね(笑)。
「自分でやったほうが早い」の罠
「自分でやったほうが早い。」
これは、
仕事を抱え込む人にとって、
とても危険な言葉なのかもしれません。
確かに、
自分でやれば早いこともあります。
説明する時間もいらない。
相手のやり方を確認する必要もない。
自分の思った通りに進められる。
だから、
ついつい自分でやってしまう。
でも、
一つひとつは小さな仕事でも、
それが積み重なると、
自分の手元にボールがどんどん増えていきます。
気がつけば、
「忙しい。」
「時間がない。」
「なんでこんなに仕事が多いんだ。」
となっている。
でも、
もしかしたら、
仕事が多すぎるのではなく、
自分が持たなくてもいいボールまで、持っていたのかもしれません。
任せてみたら、ちゃんとできていた
以前の私は、
人に任せることも苦手でした。
「ちゃんと伝わるかな。」
「自分の思った通りにやってくれるかな。」
そんな心配をして、
結局、自分でやってしまう。
でも、
少しずつ任せるようになりました。
すると、
意外なことに、
ちゃんとやってくれるんです。
しかも、
自分では思いつかなかった方法で、
うまく対応してくれることもあります。
そこで、
ようやく気づきました。
「自分がやらなきゃ」と思っていたのは、相手のためだけではなく、自分が安心したかったからなのかもしれない。
任せることは、
相手を信頼すること。
そして、
自分が全部やらなくても大丈夫だと、
自分自身を信頼することでもあるのかもしれません。
任せることは、丸投げではない
もちろん、
「何でも人に任せればいい。」
という話ではありません。
任せる側にも、
やるべきことがあります。
何をしてほしいのか。
いつまでなのか。
どこまで任せるのか。
必要な情報をきちんと伝える。
そして、
任せたあとは、
必要以上に口を出さない。
これは、
意外と難しいです(笑)。
「大丈夫かな?」
「ちゃんと進んでるかな?」
と、
ついつい気になってしまいます。
でも、
そこを少し我慢して、
相手に任せてみる。
すると、
自分が思っていた以上に、
仕事はちゃんと回っていきます。
人に任せると、自分にも余裕が生まれる
一人で全部抱えていると、
当然、
心に余裕がなくなります。
余裕がなくなると、
周りを見ることもできなくなる。
ちょっとしたことで、
イライラする。
人のミスが気になる。
「なんで自分ばっかり。」
そんな気持ちにもなります。
でも、
一つ手放す。
一つ人に任せる。
それだけで、
少しだけ余白ができます。
その余白があると、
人に「ありがとう」と言える。
相手の話を落ち着いて聞ける。
そして、
自分自身にも、
少し優しくなれる。
こちらの記事で書いた、
「すみません」より「ありがとう」を増やしたい、
という気づきも、
もしかすると、
こういうところにつながっているのかもしれません。

全部を自分で背負わなくていい
40代になって、
少しずつ分かってきたことがあります。
自分一人でできることには、
限界があります。
仕事でも、
人生でも、
全部を自分だけで何とかする必要はありません。
誰かに頼っていい。
誰かに任せていい。
できないことは、
「できません」と言っていい。
そして、
「お願いします。」
と言っていい。
それで、
いいんですよね。
若い頃は、
何でも自分でできることが、
強さだと思っていました。
でも今は、
人の力を借りながら、自分の力を大切なところに使うことも強さなんだ。
そんなふうに思っています。
まとめ
私は今でも、
できることは頑張ります。
仕事も、
できるだけ丁寧にやりたい。
でも、
全部を自分でやろうとは思いません。
任せることがあります。
頼ることがあります。
断ることもあります。
そのほうが、
自分にも余裕ができるし、
周りの人の力も活かせるからです。
「自分がやらなくても、なんとかなる。」
最近は、
そんなふうに思えるようになりました。
そして、
もしかすると、
これは仕事だけではないのかもしれません。
人生だって、
全部を自分でコントロールしなくていい。
少しくらい、
誰かに助けてもらっていい。
誰かに任せてもいい。
一人で抱え込まなくても、
意外と人生は、
ちゃんと進んでいくのかもしれません。
橘のひとこと
自分が全部やらなくてもいい。
誰かに任せることも、相手を信じることだから。
今日の気づき
手放したら、仕事が止まると思っていた。
でも実際は、手放したことで仕事がうまく回ることもある。
Life Grows Softer.
人生は、少しずつ穏やかになる。
今日も、まぁいいっかと思える自分でいましょう。
橘の気づきノート #013
