HSPが退職したいと思ったら|5回転職した私が辞める前に考えてきたこと

HSP 退職

「もう仕事を辞めたい」

そう思っても、いざ退職を考えると、

「会社に迷惑をかけるかもしれない」
「逃げたと思われないだろうか」
「次の仕事が見つからなかったらどうしよう」

そんな不安が出てきて、なかなか決断できないことがあります。

私自身、これまで5回の転職を経験してきました。

振り返って思うのは、退職を考えたときに大切なのは、すぐに「辞める・辞めない」を決めることではなく、「自分は何から離れたいのか」を整理することです。

この記事では、私自身の退職経験を振り返りながら、仕事を辞めたいと思ったときに考えてきたことを紹介します。

目次
  1. HSP気質の私は、退職を決めるまでに時間がかかった
  2. 私が仕事を辞めたいと思った理由
  3. 私が仕事を辞めたいと思った理由
  4. 辞めたいのに、なかなか退職を決められなかった理由
  5. 5回転職した私が、退職する前に考えてきたこと
  6. 「何から離れたいのか」を分けて考えてみる
  7. 退職する前にできる5つのこと
  8. 辞めると決めたら、どう伝える?
  9. 退職するか決められないときは
  10. まとめ|退職は「逃げ」ではなく、自分の働き方を選び直すこと

HSP気質の私は、退職を決めるまでに時間がかかった

私はこれまで、5回の転職を経験しています。

転職を5回しているということは、それだけ「会社を辞める」という経験もしてきたことになります。

でも、毎回すぐに退職を決められたわけではありません。

「もう辞めたい」と思っていても、

「本当に辞めていいのかな」
「もう少し頑張ったほうがいいんじゃないか」
「会社や周りの人に迷惑をかけないだろうか」

と考えてしまう。

特に私は、周りからどう思われるかを気にしすぎるところがありました。

そのため、自分ではかなりつらいと感じているのに、

「辞めたい自分がおかしいのかもしれない」

と、自分の気持ちを疑ってしまうこともありました。

でも今振り返ると、退職を考えるほどつらくなっているときに必要だったのは、自分を責めることではありませんでした。

必要だったのは、

「自分は、今の仕事の何がつらいんだろう?」

と、一つずつ整理することだったと思います。

仕事そのものが嫌なのか。

上司との関係がつらいのか。

会社の考え方が合わないのか。

働き方が自分に合っていないのか。

それとも、ただ疲れすぎているだけなのか。

「仕事を辞めたい」という気持ちの中には、いろいろな理由が混ざっています。

だから私は今、退職を考えたときほど、すぐに答えを出さなくてもいいと思っています。

まずは、

「辞めたい」ではなく、「何から離れたいのか」。

そこから考えてみてもいいのではないでしょうか。

私が仕事を辞めたいと思った理由

これまで何度か会社を辞めてきましたが、「辞めたい」と思った理由は毎回同じではありませんでした。

仕事内容が合わなかったこともあります。

人間関係に疲れたこともあります。

会社の方針と、自分の考え方がどうしても合わなくなったこともありました。

仕事内容が自分に合っていなかった

私は営業職を長く経験していますが、同じ「営業」でも、働きやすさはまったく違いました。

特につらかったのが、新規開拓中心の営業です。

飛び込み営業や電話営業では、断られることが前提になります。

「今、訪問したら迷惑かな」
「忙しいところに電話してしまったかな」

そんなことまで考えてしまい、営業活動を始める前から疲れていることもありました。

一方で、お客様と少しずつ関係を作っていく営業は、20年以上続けることができました。

この経験から、

「営業が向いていない」のではなく、「自分に合わない営業のやり方があった」

のだと思うようになりました。

仕事を辞めたいと思ったときも、「この仕事が嫌だ」だけで終わらせず、仕事の何が自分に合っていないのかを考えてみると、少し見え方が変わることがあります。

人間関係に疲れてしまった

仕事内容そのものより、人間関係で会社に行くのがつらくなることもありました。

上司の言葉を必要以上に気にしたり、職場の空気を読もうとしたり。

仕事が終わって家に帰ってからも、

「あの言い方、まずかったかな」

と考えてしまう。

そんな状態が続けば、仕事そのものが嫌になったように感じることもあります。

でも実際には、

「仕事を辞めたい」のではなく、「この人間関係から離れたい」

という場合もあると思います。

もし上司との関係が一番つらいのであれば、会社を辞める以外に、異動や距離の取り方を変えるという選択肢もあります。

会社の考え方と、自分の価値観が合わなくなった

私が実際に退職を決めるきっかけになったのが、会社の方針でした。

入社したころは納得して働いていても、会社は変わっていきます。

会社の方針が変わることもあれば、自分自身の考え方が変わることもあります。

私の場合も、

「この会社が向かおうとしている方向で、この先も働き続けたいだろうか」

と考えたことがありました。

もちろん、会社と自分の考え方が100%一致することなんて、ほとんどないと思います。

多少合わないことがあるだけで、すぐに辞める必要もありません。

それでも、自分にとってどうしても譲れない部分まで合わなくなってしまったときは、それが働き方を見直すきっかけになることがあります。

疲れすぎて、冷静に考えられなくなったこともある

そして、もう一つ忘れたくないのが、

「疲れているから辞めたい」

という状態です。

私自身、通常の仕事に加えて別の業務も重なり、かなり疲れていた時期がありました。

そのころは、

「もう辞めたほうがいいのかな」
「転職したほうがいいのかな」

と考えていました。

でも、第三者に相談してみると、

「今は普段とは違う状況なのではないか」

という視点をもらいました。

そこで、すぐに転職を決めるのではなく、状況が落ち着いてからもう一度考えてみることにしました。

結果として、私はその会社に残りました。

この経験から、

「辞めたい」と思ったからといって、必ずしも今すぐ退職する必要はない

とも思っています。

疲れ切っているときは、「辞める・辞めない」の二択だけで考えず、

「今の自分は、何に一番疲れているんだろう?」

と考えてみる。

それだけでも、次に取る行動が少し変わることがあります。

私が仕事を辞めたいと思った理由

これまで何度か会社を辞めてきましたが、「辞めたい」と思った理由は毎回同じではありませんでした。

仕事内容が合わなかったこともあります。

人間関係に疲れたこともあります。

会社の方針と、自分の考え方がどうしても合わなくなったこともありました。

仕事内容が自分に合っていなかった

私は営業職を長く経験していますが、同じ「営業」でも、働きやすさはまったく違いました。

特につらかったのが、新規開拓中心の営業です。

飛び込み営業や電話営業では、断られることが前提になります。

「今、訪問したら迷惑かな」
「忙しいところに電話してしまったかな」

そんなことまで考えてしまい、営業活動を始める前から疲れていることもありました。

一方で、お客様と少しずつ関係を作っていく営業は、20年以上続けることができました。

この経験から、

「営業が向いていない」のではなく、「自分に合わない営業のやり方があった」

のだと思うようになりました。

仕事を辞めたいと思ったときも、「この仕事が嫌だ」だけで終わらせず、仕事の何が自分に合っていないのかを考えてみると、少し見え方が変わることがあります。

人間関係に疲れてしまった

仕事内容そのものより、人間関係で会社に行くのがつらくなることもありました。

上司の言葉を必要以上に気にしたり、職場の空気を読もうとしたり。

仕事が終わって家に帰ってからも、

「あの言い方、まずかったかな」

と考えてしまう。

そんな状態が続けば、仕事そのものが嫌になったように感じることもあります。

でも実際には、

「仕事を辞めたい」のではなく、「この人間関係から離れたい」

という場合もあると思います。

もし上司との関係が一番つらいのであれば、会社を辞める以外に、異動や距離の取り方を変えるという選択肢もあります。

会社の考え方と、自分の価値観が合わなくなった

私が実際に退職を決めるきっかけになったのが、会社の方針でした。

入社したころは納得して働いていても、会社は変わっていきます。

会社の方針が変わることもあれば、自分自身の考え方が変わることもあります。

私の場合も、

「この会社が向かおうとしている方向で、この先も働き続けたいだろうか」

と考えたことがありました。

もちろん、会社と自分の考え方が100%一致することなんて、ほとんどないと思います。

多少合わないことがあるだけで、すぐに辞める必要もありません。

それでも、自分にとってどうしても譲れない部分まで合わなくなってしまったときは、それが働き方を見直すきっかけになることがあります。

疲れすぎて、冷静に考えられなくなったこともある

そして、もう一つ忘れたくないのが、

「疲れているから辞めたい」

という状態です。

私自身、通常の仕事に加えて別の業務も重なり、かなり疲れていた時期がありました。

そのころは、

「もう辞めたほうがいいのかな」
「転職したほうがいいのかな」

と考えていました。

でも、第三者に相談してみると、

「今は普段とは違う状況なのではないか」

という視点をもらいました。

そこで、すぐに転職を決めるのではなく、状況が落ち着いてからもう一度考えてみることにしました。

結果として、私はその会社に残りました。

この経験から、

「辞めたい」と思ったからといって、必ずしも今すぐ退職する必要はない

とも思っています。

疲れ切っているときは、「辞める・辞めない」の二択だけで考えず、

「今の自分は、何に一番疲れているんだろう?」

と考えてみる。

それだけでも、次に取る行動が少し変わることがあります。

辞めたいのに、なかなか退職を決められなかった理由

「もう辞めたい」

そう思っているのに、退職を決められない。

私にも、そんな時期がありました。

振り返ってみると、仕事がつらいことだけではなく、辞めた後のことまで考えすぎていたのだと思います。

会社や周りの人に迷惑をかける気がした

退職を考えたとき、まず気になったのが周りの人のことでした。

「自分が辞めたら、誰がこの仕事をするんだろう」

「同僚の負担が増えるんじゃないか」

「お客様にも迷惑をかけるかもしれない」

そんなことを考えると、なかなか「辞めます」と言えません。

もちろん、引き継ぎをきちんとすることは大切です。

でも今振り返ると、

自分が辞めた後の会社のことまで、全部自分で背負おうとしていた

ところがあったと思います。

会社には人員を配置したり、仕事を引き継いだりする役割があります。

自分にできる引き継ぎをしたら、その先まで一人で背負わなくてもいい。

何度か退職を経験して、少しずつそう考えられるようになりました。

「逃げた」と思われるのが怖かった

「ここで辞めたら逃げなんじゃないか」

これも、退職するときによく考えました。

つらいことがあっても我慢する。

苦手な仕事でも頑張る。

それが社会人として正しいことだと思っていた時期もあります。

でも、5回の転職を経験した今は、少し違う見方をしています。

合わない環境から離れることと、何でも嫌になったら投げ出すことは同じではありません。

大切なのは、

「辞めることが逃げかどうか」より、「なぜ辞めたいのか」

だと思います。

その理由を自分なりに整理したうえで選んだ退職なら、それも自分の働き方を選び直す一つの方法です。

次の仕事が見つかるか不安だった

退職を考えれば、当然その先の生活も気になります。

特に年齢を重ねるほど、

「次の会社は見つかるだろうか」

「今より条件が悪くなったらどうしよう」

「この会社に残ったほうが安全なんじゃないか」

という不安も出てきます。

私も転職を経験するたびに、少なからずそうした不安を感じてきました。

だから、仕事がつらいからといって、勢いだけで辞める必要はないと思っています。

今の会社にいながら求人を見てみる。

自分の経験がどんな仕事で活かせそうか調べてみる。

家計を確認する。

誰かに相談してみる。

退職を決める前にできることは、意外とあります。

「辞める準備」ではなく、**「選べる準備」**をしておく。

そう考えるだけでも、「今の会社しかない」という気持ちは少し小さくなると思います。

「もう少し頑張れるかも」と考えてしまった

一番判断が難しかったのは、完全に限界というわけではないときでした。

「あと少しなら頑張れる」

「来月になれば状況が変わるかもしれない」

「自分がもっと上手くやればいいのかもしれない」

そう考えているうちに、時間だけが過ぎていくこともあります。

もちろん、少し様子を見ることで状況が良くなる場合もあります。

私自身、すぐに転職せず、結果的に今の会社に残った経験があります。

だから「迷ったら辞める」とも、「我慢して残る」とも言い切れません。

ただ、一つ言えるのは、

頑張れるかどうかだけで、退職を決めなくてもいい

ということです。

「まだ頑張れる」ではなく、

「この働き方を、この先も続けたいだろうか」

と考えてみる。

40代になった今は、その問いのほうが大切だと感じています。

5回転職した私が、退職する前に考えてきたこと

私はこれまで5回転職してきました。

もちろん、毎回同じように退職を決めたわけではありません。

「もう辞めよう」と比較的すんなり決められたこともあれば、何度も迷ったこともあります。

そんな経験を振り返ると、退職を考えたときにやっておいてよかったことがあります。

「辞めたい理由」を書き出してみる

頭の中だけで考えていると、

「とにかく会社に行きたくない」

「もう全部嫌だ」

となってしまうことがあります。

そんなときは、辞めたい理由を一度書き出してみる。

私も実際にやったことがあります。

上司との関係なのか。

仕事内容なのか。

給料なのか。

会社の方針なのか。

忙しすぎることなのか。

書き出してみると、漠然としていた「辞めたい」が、少しずつ具体的になってきます。

すると、

「会社そのものが嫌なわけではないのかもしれない」

と気づくこともあります。

逆に、いくつ整理しても、

「やっぱりこの会社では難しいな」

という答えになることもあります。

どちらでもいいと思います。

大切なのは、最初から「辞める・辞めない」の答えを出すことではなく、

自分が何につらさを感じているのかを知ること。

退職について考えるのは、そこからでも遅くありません。

今の会社で変えられることはないか考える

辞めたい理由が少し見えてきたら、

「会社を辞めなくても変えられることはないか」

も考えてみました。

たとえば、上司との関係が一番つらいなら、異動という方法があるかもしれません。

上司の言葉や機嫌を気にしすぎて疲れてしまう方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
→ 「HSPは上司との関係がつらい?気にしすぎて疲れていた私がラクになった考え方」

仕事量が多すぎるなら、業務の分担について相談できるかもしれません。

仕事内容が合わないなら、担当を変えることで状況が変わることもあります。

もちろん、何をしても変わらない会社もあります。

だから「まず会社で改善する努力をしなければいけない」という話ではありません。

ただ、

会社を辞めることと、今のつらい状況から離れることは、必ずしも同じではない

と思っています。

会社に残りながら環境を変える。

これも立派な選択肢です。

会社の外にどんな選択肢があるのか見てみる

もう一つ、やっておいてよかったと思うのが、会社の外を見ることです。

これは「転職活動を始める」という意味だけではありません。

求人サイトを眺めてみる。

自分と同じような経験を持つ人が、どんな仕事をしているのか調べてみる。

「自分にはどんな仕事が合うんだろう」と迷っている方は、転職5回の経験から仕事選びについて書いたこちらの記事もどうぞ。
→ 「HSPはどんな仕事をしてる?転職5回の私が『職種より大切』と感じたこと」

自分の経験やスキルを書き出してみる。

誰かに仕事の悩みを話してみる。

それだけでも、

「今の会社しかない」

という感覚が少し変わります。

私自身も、仕事がかなりつらかった時期に第三者へ相談したことで、自分では見えていなかった状況に気づくことができました。

結果として、そのとき私は転職しませんでした。

会社の外を見たからといって、必ず転職する必要はありません。

むしろ、

外を見たうえで「今は残ろう」と決めることだってあります。

「ここしかない」と思って残るのと、

「ここもある」と思って残るのでは、

同じ会社で働いていても、気持ちは少し違います。

「今すぐ決めなくてもいい」と考える

退職について悩んでいると、

「早く答えを出さなければ」

と思ってしまうことがあります。

でも、私は必ずしもそうではないと思っています。

今すぐ辞める。

しばらく残る。

異動を相談する。

転職先を探してから考える。

誰かに相談してから決める。

いろいろな順番があっていい。

大切なのは、

自分が選べる状態を少しずつ作っておくこと。

退職届を書くことだけが、前に進むことではありません。

「辞めるかどうか」を決める前に、

「自分には、どんな選択肢があるんだろう」

と考えてみる。

私自身、何度か会社を辞めてきたからこそ、今はそれが大切だと思っています。

仕事がつらいときの選択肢については、こちらの記事でも整理しています。
→ 「40代で仕事がつらいときに考えたい7つの選択肢|辞める前にできること」

「何から離れたいのか」を分けて考えてみる

仕事がつらいと、

「会社を辞めたい」

という一つの大きな気持ちになってしまいます。

でも、その中身を少し分けてみると、違うものが見えてくることがあります。

たとえば、

  • 上司との関係から離れたい
  • 今の仕事内容から離れたい
  • 電話や新規開拓など、苦手な業務から離れたい
  • 長時間労働から離れたい
  • 会社の雰囲気や考え方から離れたい
  • 今の会社そのものから離れたい

同じ「辞めたい」でも、理由によって選択肢は変わります。

上司との関係が原因なら、異動によって状況が変わるかもしれません。

仕事内容が原因なら、担当や職種を変える方法もあります。

一時的に仕事が集中しているのであれば、忙しい時期を抜けてから、もう一度考えてみてもいい。

反対に、会社の考え方や働き方そのものが自分には合わず、変えられる可能性も低いのであれば、転職を考えることも一つの選択肢です。

だから、退職するかどうかで迷ったときは、

「辞めるべきか?」

と自分に問い続けるより、

「私は、何から離れたいんだろう?」

と考えてみる。

私自身、もっと早くこのように考えられていたら、必要以上に「辞める・辞めない」で悩まずに済んだのかもしれません。

会社を辞めることだけが、つらい状況から離れる方法ではありません。

そして逆に、いろいろ考えた結果、

「やっぱり私は、この会社から離れたい」

という答えになってもいいと思います。

大切なのは、我慢することでも、勢いで辞めることでもなく、

自分が少しラクに働ける方向へ、選択肢を増やしていくこと。

退職も、その中の一つです。

退職する前にできる5つのこと

退職したいと思っても、すぐに会社を辞められるとは限りません。

生活のこともありますし、次の仕事への不安もあります。

だからこそ、私は**「辞めるかどうかを決める前に、できることを少しずつやっておく」**のがいいと思っています。

① 辞めたい理由に優先順位をつける

先ほど、辞めたい理由を書き出すことについてお話ししました。

今度は、その中で何が一番つらいのかを考えてみます。

給料なのか、人間関係なのか、仕事内容なのか。

すべてを一度に解決するのは難しくても、一番つらいことが分かれば、次に何をするか考えやすくなります。

② 今の会社で変えられることを一つ探す

退職を決める前に、今の会社で変えられることがないか確認してみます。

たとえば、業務量の調整や担当変更、異動などです。

ただし、無理に会社を変えようと頑張る必要はありません。

相談できる環境があるなら相談する。

難しそうなら、会社の外に目を向ける。

改善できないことまで、自分の責任にしなくていいと思います。

③ 求人を見て、会社の外を知る

転職するかどうか決まっていなくても、求人を見ることはできます。

自分の経験が活かせそうな仕事はあるのか。

今の給料と比べてどうなのか。

どんな働き方ができる会社があるのか。

調べてみるだけでも、今の会社を少し客観的に見られるようになります。

求人を見ることと、転職を決めることは別です。

今すぐ応募しなくても構いません。

④ 退職後のお金と生活を確認する

ここは、特に大切だと思っています。

仕事を辞めたい気持ちが強くても、生活への不安が大きいと、なかなか決断できません。

まずは、毎月の生活費と貯蓄を確認してみる。

退職後、収入がなくなった場合にどのくらい生活できるのか。

健康保険や年金、住民税など、退職後に必要になる支払いもあります。

また、雇用保険の基本手当(いわゆる失業給付)も、退職すれば必ずすぐにもらえるわけではありません。受給には条件があります。

こうしたことを事前に調べておくと、漠然とした不安を少し具体的にできます。

お金の確認は、退職を諦めるためではなく、安心して選ぶための準備です。

⑤ 一人で決められなければ、誰かに相談する

私は以前、仕事がつらくて転職を考えていたときに、キャリア相談を利用したことがあります。

そのとき、自分では「辞めるか、我慢するか」という二択になっていました。

でも、話を聞いてもらう中で、今は通常とは違う仕事の状況に置かれていることに気づきました。

結果として、私はすぐに転職せず、今の会社に残ることを選びました。

相談したからといって、必ず転職する必要はありません。

家族や信頼できる人に話してみるのもいいと思います。

「辞めるかどうか決めてから相談する」のではなく、「決められないから相談する」でもいい。

自分一人では見えなかった選択肢が、見つかることもあります。

転職するか、今の会社に残るか迷っている方へ。40代から利用できるキャリア相談について、こちらの記事で紹介しています。

▶40代のキャリア相談おすすめ|転職するか迷っている人へ

もちろん、心身に強い不調が出ている場合は、退職の準備よりも休養や医療機関への相談を優先してください。

退職は、人生の大きな決断です。

だからこそ、焦って結論を出すのではなく、できる準備から少しずつ始めていけばいいと思います。

辞めると決めたら、どう伝える?

退職することを決めても、最後にもう一つ大きな壁があります。

それが、上司に「辞めたい」と伝えることです。

私もこれまで何度か退職を経験してきましたが、決して気楽に伝えられるものではありませんでした。

「怒られないだろうか」

「引き止められたらどうしよう」

「職場の雰囲気が悪くならないだろうか」

そんなことまで考えてしまいます。

でも、退職の意思を伝えるときに、相手の反応まですべてコントロールすることはできません。

大切なのは、相手を納得させることより、自分の意思を落ち着いて伝えること。

私はそう考えています。

退職の意思は、できるだけシンプルに伝える

退職を伝えるとき、理由を細かく説明しなければいけないと思うかもしれません。

でも、最初からすべてを話す必要はありません。

たとえば、

「今後の働き方について考えた結果、退職したいと考えています。少しお時間をいただけますか」

まずは、このくらいでも十分だと思います。

退職日や引き継ぎについては、会社の就業規則や雇用契約なども確認しながら、具体的に相談していけばいいでしょう。

引き止められても、その場で答えを変えなくていい

退職を伝えると、引き止められることもあります。

「もう少し頑張ってほしい」

「今辞められると困る」

「待遇を改善するから残ってほしい」

そんな言葉をかけられると、迷ってしまうかもしれません。

もちろん、条件が変わることで、残るという選択をするのも悪いことではありません。

ただ、相手の勢いに押されて、その場で結論を変える必要はないと思います。

「お話はありがたいのですが、一度持ち帰って考えさせてください」

そう伝えて、時間を取ってもいいのです。

相手の期待に応えることと、自分の人生を決めることは別です。

退職することに、必要以上の罪悪感を持たなくていい

退職が決まると、同僚やお客様に申し訳なく感じることもあります。

私も、周りの人への影響が気になったことがありました。

でも、退職すること自体が悪いわけではありません。

仕事を引き継ぐ。

お世話になった人に感謝を伝える。

最後まで、自分にできる範囲で仕事をする。

それで十分ではないでしょうか。

退職後の会社のことまで、すべて自分の責任にしなくていい。

会社を辞めることと、これまでの仕事や人間関係を否定することは、同じではありません。

お世話になったことには感謝しながら、自分の新しい道を選んでもいいと思います。

退職の手続きは、事前に確認しておく

気持ちの整理とあわせて、手続きの確認も大切です。

退職の申し出期限、退職希望日、有給休暇の残日数、引き継ぎの予定などを確認しておきましょう。

退職に関する法律上のルールは、雇用契約の種類や状況によって異なります。就業規則だけで判断せず、必要に応じて公的な労働相談窓口などで確認すると安心です。

もし強い引き止めや威圧的な対応があって、自分だけでは対応が難しい場合も、一人で抱え込む必要はありません。

退職は、相手に勝つためのものでも、誰かを困らせるためのものでもありません。

これからの自分の働き方を、自分で選ぶための一つの決断です。

退職するか決められないときは

ここまで読んでも、まだ退職するかどうか決められないかもしれません。

でも、私はそれでいいと思っています。

私自身、5回転職してきましたが、仕事がつらくなったときに、必ず会社を辞めてきたわけではありません。

実際に、転職を考えながらも、今の会社に残ることを選んだ経験もあります。

以前の私は、「辞めるか、我慢するか」の二択で考えていました。

でも今は、もう少し選択肢があると思っています。

仕事のやり方を変える。

異動を相談する。

転職先を探しながら、今の会社で働く。

一度休んでから考える。

誰かに相談してみる。

退職しないことと、何もしないことは違います。

今の会社に残るとしても、自分が無理なく働ける方法を探すことはできます。

そして、いろいろ考えた結果、退職を選んでもいい。

大切なのは、周りからどう思われるかよりも、自分がこれからどう働いていきたいかではないでしょうか。

もし一人では整理できないなら、第三者に話を聞いてもらうのも一つの方法です。

私も相談したことで、「今すぐ転職しなくてもいい」という選択肢に気づけました。

「辞める」と決めてから相談する必要はありません。

むしろ、決められないときこそ、誰かと一緒に考えてみてもいいと思います。

40代になって「仕事を辞めたいけれど、次がない」と悩んでいる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

40代で仕事がつらいときに考えたい7つの選択肢|辞める前にできること

まとめ|退職は「逃げ」ではなく、自分の働き方を選び直すこと

私はこれまで5回の転職を経験してきました。

その中で思うのは、退職には必ずしも「正解」があるわけではないということです。

辞めてよかったと思うこともあれば、もっと違う方法があったかもしれないと思うこともあります。

だからこそ、仕事を辞めたいと思ったときは、まず、

「自分は何から離れたいんだろう?」

と考えてみてほしいのです。

上司なのか、仕事内容なのか、会社の方針なのか。

理由が分かれば、退職以外の選択肢が見つかるかもしれません。

もちろん、退職するという答えになってもいい。

辞めることも、残ることも、自分で選んでいい。

40代になった今、私はそう思っています。

これからの人生は、まだ続きます。

頑張れる方法より、続けられる方法を選んでいく。

そんな働き方があっても、いいのではないでしょうか。